平成61994)年度 共同研究A実施報告書

 

課題番号

6−共研−77

専門分類

7

研究課題名

タンパク質の構造の推定および設計

フリガナ

代表者氏名

イバ ユキト

伊庭 幸人

ローマ字

所属機関

統計数理研究所

所属部局

予測制御研究系

職  名

助手

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

4 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

タンパク質のモデルを作ることにより、構造(高次構造)の推定および設計を試みる。また、このような推定および設計が生物学的な機能から見て有意義でありうるかを批判的に検討する。


タンパク質の構造と機能の問題について意見の交換と議論を行なった。特に次の2 点に重点を置いた。
(1) タンパク質のfolding に何が効いているかという問題について、数理モデルの作成によって何がわかるか。
(2) 突然変異をタンパクに導入する実験によって何がわかってきたか。
(1)(2)にもとづいて、「タンパク設計」の可能性と原理的困難についても議論した。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

・S.TRAKULNALEAMSAI,T.YOMO 他 Experimentel sketch of land scapes in Protein Sequeve Space J.of Femnentation and Bioeng neering 79-107-108(1995)
・M.SASAI Confomuation,energy and,folding ability of selected soquenules to be publishca in Proc,Natl,Acod.Sci


研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

(1)タンパク質について粗視化されたモデルを作成することにより、高次構造の予測を試みる。(2)タンパク質およびその他の複雑な分子に対してその形態を設計する問題を考える((1)を予測すると(2)は制御に相当する)。(3)タンパク質の機能と構造の問題について生物学者と討論を行う。(1)、(2)は本質的に統計科学的な問題であり、統計モデル的な思考が要求される。研究の発展のためには、本研究のスタッフとの交流が有効かつ必要であると考えられる。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

笹井 理生

名古屋大学

佐野 彰

北陸先端科学技術大学院大学大学院

四方 哲也

大阪大学