平成2(1990)年度 共同研究実施報告書
| 課題番号 | 2−共研−38 | 専門分類 | 5 | |||||
| 研究課題名 | カオス力学系のエントロピーによる特徴づけ | |||||||
| フリガナ 代表者氏名 | シマダ イッペイ 島田 一平 | ローマ字 | 
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| 所属機関 | 日本大学 | |||||||
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| 職 名 | 助手 | |||||||
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| 配分経費 | 研究費 | 0千円 | 旅 費 | 0千円 | 研究参加者数 | 2 人 | ||
| 研究目的と成果(経過)の概要 | 
| 熱対流系・拡散反応系等の非平衡系において,その乱流発生の過程で,いわゆる“カオス”とよばれる不規則変動状態の役わりが重要視されてきている。“カオス”状態では,実質的に有限小数個の自由度の非線形相互作用に起因する不安定性が,不規則さの発生要因である。このような種類不規則さを取りあつかう。統計的手法の構築が本研究の目的である。 | 
| 当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) | 
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| 研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 | 
| “カオス”的な時間変動を示すと思われる経験データから,小数自由度の非線形モデルシステムを推定する,問題を考察したい。また,このような時間変動に対する統計的なモデルの推定もこころみたい。このようなモデルの推定を行なうにあたって,“カオス”時間変動のもつ,エントロピーが推定のあしあしの判断基準をあたえる。統計学の分野でつかわれる大度最大原理,AIC法などの方法のもつ,統計力学的な意味を考察し,かつ,そこですぐに開発されている数値的な手法を利用することで,“カオス”に対する統計的理解のよりいっそうの深化をはかりたい。 | 
| 研究参加者一覧 | |
| 氏名 | 所属機関 | 
| 伊庭 幸人 | 統計数理研究所 |