平成252013)年度 重点型研究実施報告書

 

課題番号

25−共研−4304

分野分類

統計数理研究所内分野分類

f

主要研究分野分類

2

研究課題名

大量データを表現するための集約的シンボリックデータの可視化

重点テーマ

ビッグデータの統計数理

フリガナ

代表者氏名

ヤマモト ヨシカズ

山本 由和

ローマ字

YAMAMOTO Yoshikazu

所属機関

徳島文理大学

所属部局

理工学部

職  名

准教授

配分経費

研究費

40千円

旅 費

393千円

研究参加者数

6 人

 

研究目的と成果(経過)の概要

本研究の目的は,集約的シンボリックデータの特徴を把握し,オリジナルデータから妥当な集約的シンボリックデータにまとめることを目的とした対話的な統計グラフィックスについての研究開発を行うことである.
このために,われわれの作成しているデータ可視化ソフトウエアの機能を強化するとともに,関連する既存の研究成果を調査し,大量の多変量データの構造を理解できることを目的とした,集約的シンボリックデータの可視化について検討した.
集約的シンボリックデータを構成するグループをどのように作成するかが重要となる.このために分類基準としてはカテゴリ値変数の値の組み合わせによるものが考えられ,表現法としては,区間値,平均値,相関係数,コピュラなどを用いることが考えられる.
特に,われわれの作成しているデータ可視化ソフトウエアの機能を強化することによって,2つのカテゴリ値変数の表現方法として類似度を利用した可視化を行った.

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

●Y. YAMAMOTO and J. NAKANO.An Extension of Parallel Coordinate Plot for Visualizing Aggregated Symbolic Data.
●尾崎皇彦,山本由和,清水信夫,藤原丈史,中野純司.住宅検索サイトにおける閲覧行動の予測シミュレーション -MahoutとHadoopを利用したJava言語による実装-.日本計算機統計学会第 27 回シンポジウム.p.99-100,熊本,2013
●山本由和,藤原丈史,中野純司.カテゴリカル変数を含む集約的シンボリックデータの可視化.2013 年度統計関連学会連合大会.p.200,大阪大学,2013
●尾崎皇彦,高野慎也,山本由和.割引チケット共同購入サイトにおける購買行動の可視化.日本計算機統計学会第 27 回大会.p.123-126,弘前大学,2013
●山本由和,清水信夫,藤原丈史,中野純司.住宅検索サイトにおける閲覧行動の予測シミュレーション.日本計算機統計学会第 27 回大会.p.127-128,弘前大学,2013

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

飯塚 誠也

岡山大学

尾崎 皇彦

徳島文理大学

中野 純司

統計数理研究所

藤原 丈史

東京情報大学