平成8（1996）年度　共同研究集会実施報告書

課題番号	8−共研−1			専門分類		1
研究課題名	極値理論の工学への応用
フリガナ 代表者氏名	タカハシ　リンヤ 高橋　倫也			ローマ字
所属機関	神戸商船大学
所属部局	商船学部
職　　名	教授
所在地
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配分経費	研究費	0千円	旅　費		0千円		研究参加者数	18　人

研究目的と成果（経過）の概要

極値統計学は現在活発に研究が行われている．1995年の国際統計学会でも，招待論文セッションが設けられ，種々の場面での極値統計学の理論と応用に関する研究発表があった．この研究集会では，急速に発展している極値統計学の現状と，工学の各分野における研究実績や今後の課題について発表・討論し，研究に関する刺激を受ける事を目的としたい．


本共同研究研究会は、平成8年12月24日、25日の2日間開催され、8名の方による講演があった。様々な研究分野からの研究者の参加があり、種々の専門分野における極値理論の基礎と応用に関する研究発表があった。
また、活発な質疑応答がなされた。このように、広い研究分野の研究者が参加でき、統計数理研究所の共同研究でしか実現できないような研究会になった。
講演発表題目は次のようになる：
嶋崎真仁・鈴木和幸：母集団の構造を考慮した寿命試験のための実験計画と解析
渋谷政昭：確率分布の裾の推定、Prediction of Record-Breaking
高橋倫也：極値分布の推定について
加瀬滋男：ファインセラミックス曲げ強さに関する問題点、英国規格 BS5324 に関する疑問点
五家建夫：経営システム科学分野の極値理論の応用例
神田 順：2変数極値分布の地震危険度評価への応用例
柴田俊夫：腐食防食協会「装置材料の寿命予測」分科会の活動について
〔研究会の場合　開催期間：12月24日、25日 開催場所： 統計数理研究所〕

当該研究に関する情報源（論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等）

高橋倫也・縄田成毅・渋谷政昭、ウィクセル逆変換：ひとつの不適切問題、応用統計学　25, 3, 1-22.

高橋倫也・渋谷政昭、Wicksell 小球問題における分布の裾の推定、応用統計学会　日本計量生物学会合同年次大会、1996年 4月26日。

研究参加者一覧
氏名	所属機関
明石　正恒	石川島播磨重工業株式会社
加瀬　滋男	大阪府立大学
神田　順	東京大学
五家　建夫	宇宙開発事業団
小向　茂	東京ガス株式会社
柴田　俊夫	大阪大学
渋谷　政昭	高千穂商科大学
清水　邦夫	東京理科大学
志村　隆彰	統計数理研究所
鈴木　和幸	電気通信大学
寶　馨	京都大学
竹内　寿一郎	慶應義塾大学
中島　博志	鹿島建設株式会社
西谷　章	早稲田大学
広瀬　英雄	九州工業大学
福地　純一郎	広島大学
村上　敬宜	九州大学