平成262014)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

26−共研−2074

分野分類

統計数理研究所内分野分類

i

主要研究分野分類

5

研究課題名

自動車の楽しさ・快適性をもたらす制御系設計に関する研究

フリガナ

代表者氏名

ミヤサト ヨシヒコ

宮里 義彦

ローマ字

Miyasato Yoshihiko

所属機関

統計数理研究所

所属部局

数理・推論研究系

職  名

教授

配分経費

研究費

40千円

旅 費

13千円

研究参加者数

2 人

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

運転者・乗客共に楽しく運転・移動できるための統合的な車両制御 系の検討は行われておらず,運転者の運転の楽しさについては車両 ?運転者系のモデルに基づく制御の研究が主体であり,快適性の研究が車両?運転者系における制御系の観点から統合的に検討されていない.そのような現状を鑑みて,運転者・乗客共に楽しく運転・ 移動できるための統合的な車両制御系の研究を進める.特に車両?人間(運転者と乗客)系の統計モデルを構築してその知見を活用するこ とによって,従来以上の結果を達成する車両制御系の設計理論の追求を行う.H26年度は共同研究者間で1回打ち合わせを実施し,特に自動車のヒューマンインターフェース関連と統計解析および統計モデルの研究手法,その方向性について検討した.共同研究者の荒川は,研究内容について,展示会および招待講演で紹介することで,将来の知能自動車開発に繋がる研究であるということを説明した.

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

<学会発表>
田中雅康,尾林史章,荒川俊也,近藤針次,小塚一宏:血圧を用いたヒヤリハットの推定と感受性に関する 評価, 第12回ITSシンポジウム2014, 2014年12月5日
荒川俊也: ドライバ状態推定による安全運転支援, 第3回愛知工科大学ITSシンポジウム, 2014年11月28日
田中雅康,尾林史章,荒川俊也,近藤針次,小塚一宏:ヒヤリハット発生時を対象とした血圧の観点からの ドライバ状態検出に関する研究, 計測自動制御学会 システム・情報部門 学術講演会 2014, 2014年11月21 日
田中雅康,尾林史章,荒川俊也,近藤針次,小塚一宏:血圧に基づくヒヤリハットの検出と感受性に関する 検討,産業応用工学会全国大会2014, 2014年9月28日 【優秀論文発表賞受賞】
Masayasu Tanaka, Fumiaki Obayashi, Toshiya Arakawa, Shinji Kondo, Kazuhiro Kozuka: Detection of Driver's Surprised State Based on Blood Pressure and Consideration about Sensitivity of Surprising State, ICISIP2014: The 2nd International Conference on Intelligent Systems and Image Processing 2014, Kitakyushu, Japan, 2014. 9. 27

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

研究会は開催しなかったが,2月23日に統計数理研究所で研究打合せを行い,スライディングモード制御の車両への応用,自動車のヒューマンインターフェース関連と統計解析および統計モデルの研究手法,方向性に関して,論文調査を含めて議論した.

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

荒川 俊也

愛知工科大学