平成30（2018）年度　共同研究集会実施報告書

課題番号	30−共研−5012		分野分類			統計数理研究所内分野分類			i
						主要研究分野分類			2
研究課題名	最適化：モデリングとアルゴリズム
フリガナ 代表者氏名	ツチヤ タカシ 土谷 隆				ローマ字		Tsuchiya Takashi
所属機関	政策研究大学院大学
所属部局	政策研究科
職　　名	教授
配分経費	研究費	40千円		旅　費		256千円		研究参加者数		18　人

研究目的と成果（経過）の概要

最適化は統計科学における重要な方法論である。最適化のモデリング・数理・アルゴリズムにかかわる研究者が集い，講演発表を通じて研究討論・情報交換を行うことを目的として，本研究集会を開催した．研究会のプログラムは以下の通りである．


プログラム

3月25日(月)

13:30〜14:10 非線形最適化問題に対する非実行可能 arc-search 内点法の数値実験による評価
飯田 英之介 (東京工業大学 情報理工学院 数理・計算科学系)
Yaguang Yang (NRC, Office of Research)
山下 真 (東京工業大学 情報理工学院 数理・計算科学系)

14:10〜14:50 OSSプロジェクトに対する確率微分方程式モデルに基づく不完全投入工数を考慮した最適メンテナンス問題
田村 慶信 (東京都市大学 知識工学部 経営システム工学科)
曽根 寛喜 (東京都市大学 総合理工学研究科)
山田　茂 (鳥取大学 工学研究科)

15:00〜15:40 学生実験のテーマ割り振り問題の実用的な解法
小川 雄大 (名古屋大学 工学部)
一林　諒 (名古屋大学 工学部)
田地宏一 (名古屋大学 工学研究科 機械理工学専攻)

15:40〜16:20 複数回のテスト環境変化を考慮したマルコフ型ソフトウェア信頼性モデルに関する一考察
井上 真二 (関西大学 総合情報学部)
山田　茂 (鳥取大学 工学研究科)

16:25〜17:05 メモリーレスBroyden公式族に基づいた非厳密Newton型近接勾配法の大域的収束性
矢部 博（東京理科大学 理学部応用数学科）
成島 康史（横浜国立大学 国際社会科学研究院）
中山 舜民（東京理科大学 理学研究科応用数学専攻）

3月26日(火)

10:30〜11:10 Ｌ１距離制約下でのＭ凸関数最小化
塩浦 昭義 (東京工業大学 経営工学系)

11:10〜11:50 非凸性制御下での非凸制約最小化による信号復元
坂田 綾香 (統計数理研究所)
小渕 智之 (東京工業大学 情報理工学院)

11:50〜12:30 一般化プロクラステス解析のSDP緩和解法におけるランクリカバリー現象の解析
尾形 一穂（東京大学 情報理工学系研究科数理情報学専攻）

13:40〜14:20 パラグアイにおける大豆生産と降雨量の関係の解析とその農業生産への応用
Andres Molina (独立研究所, パラグアイ)
土谷　隆 (政策研究大学院大学)

14:20〜15:00 半正定値行列錐の凸多面錐近似とその応用
汪 玉柱 (筑波大学 システム情報工学研究科)
田中 彰浩 (電力中央研究所)
吉瀬 章子 (筑波大学 システム情報工学研究科)

15:10〜15:50 SDPに対するセンタリングADMMとQAPへの適用
加納 伸一 (筑波大学 理工学群 社会工学類)
吉瀬 章子 (筑波大学 システム情報工学研究科)

15:50〜16:30 kノルム最小化問題の双対性
小崎　敏寛 (ステラリンク株式会社)

当該研究に関する情報源（論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等）

報文集を、共同研究リポート：最適化：モデリングとアルゴリズム３２として発行する予定である。

研究参加者一覧
氏名	所属機関
荒川 俊也	愛知工科大学
一森 哲男	大阪工業大学
伊藤 聡	統計数理研究所
井上 真二	関西大学
岩田 覚	東京大学
小崎 敏寛	ステラリンク株式会社
塩浦 昭義	東京工業大学
田地 宏一	名古屋大学
田村 慶信	東京都市大学
林 俊介	東北大学大学院
水野 眞治	東京工業大学
南野 友香	鳥取大学
室田 一雄	首都大学東京
矢部 博	東京理科大学
山下 信雄	京都大学
山田 茂	鳥取大学
吉瀬 章子	筑波大学