平成111999)年度 一般研究1実施報告書

 

課題番号

11−共研−1026

専門分類

2

研究課題名

J言語データによる統計解析

フリガナ

代表者氏名

スズキ ギイチロウ

鈴木 義一郎

ローマ字

Suzuki Giichiro

所属機関

統計数理研究所

所属部局

予測制御研究系

職  名

教授

所在地

TEL

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E-mail

URL

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

APLの創始者であるアイバーソンがを開発した『J言語』は、特殊記号を使わず、しかも
APLの機能を拡大した飛躍的に高度な計算能力を備えた言語である。この言語は、線形計算
は勿論のこと、固有値、複素数などの計算を瞬時に求めることができ、統計解析などには非常
に便利であることが確認できた。ただ機能が秀ぐれている反面、これを使いこなすためには相
当習熟することが必要で、月に1回の研究会を行い、特にJ言語のグラフィックスの機能につ
いての特徴などに関して検討を行なった。
 さらにより分かりやすい解説書を作成することで、この新しい言語の普及活動を行なった。
また、ノンパラメトリック統計学の各種手法のパーセント点の数値計算を試みて、計算速度な
どの検討も行った。ともあれ、従来の言語では厄介な手続きを必要としていた統計分析の計算
が、J言語の利用により飛躍的に改良されることが期待できる。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

口頭発表(JAPLA'99シンポジウム 1999.12.11)
鈴木義一郎『ノンパラメトリック検定とJ言語』
竹内寿一郎『Jによるニューラルネットワークの計算』
西川 利男『生涯学習のための趣味のコンピュータ数学』
中村 慶一『J言語で楽しむ』
志村 正人『J Excellとの統合的利用』

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

宇都宮 博

石川県教育センター

大久保 由紀子

エー・ピー・エル ソフトウェア

川添 良幸

東北大学

北野 利雄

仙台市立工業高等学校

志村 正人

日本道路公団

竹内 寿一郎

慶應義塾大学

棚橋 俊夫

(株)日立製作所公共情報事業部

西川 利男

日本APL協会

藤崎 恒晏

鹿児島工業高等専門学校

吉田 裕亮

お茶の水女子大学