平成302018)年度 重点型研究実施報告書

 

課題番号

30−共研−4108

分野分類

統計数理研究所内分野分類

j

主要研究分野分類

9

研究課題名

データサイエンス教育を支える統計的問題解決力育成アクティブ・ラーニング

重点テーマ

データサイエンス人材育成メソッドの新展開

フリガナ

代表者氏名

タケウチ アキノブ

竹内 光悦

ローマ字

Takeuchi Akinobu

所属機関

実践女子大学

所属部局

人間社会学部人間社会学科

職  名

教授

配分経費

研究費

40千円

旅 費

32千円

研究参加者数

3 人

 

研究目的と成果(経過)の概要

本研究の目的は近年、産業界で期待されているデータサイエンスに関する知識や技能を有する人材育成について、輩出する人材の質としてレベルを上げるのではなく、より多くの人を育てる「裾野を広げる」活動を目指すことである。このことを踏まえ、今年度は以下のことを行った。
1.統計教育の方法論ワークショップにおいて、関連研究者との情報交換を行った。
2.スポーツデータ解析コンペティションの中等教育部門の審査に協力し、中等教育における高大連携を模索した。
3.スポーツデータ解析コンペティションの一般部門に大学生を参加させ、その制作の指導法やデータ分析方法の指導モデルを検討した。
4.いくつかのデータコンテストに大学生と一緒に参加し、コンテスト・ベースド・ラーニングの流れを検討した。
5.統計基礎授業における「ポスターを用いた最終課題およびその相互評価に関する研究」を進め、受講者の意識調査およびこの方法の評価測定結果を踏まえたこの授業法の最適化を目指した。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

■論文
1.データサイエンス教育に関する調査結果からみる統計基礎教育の現状、統計数理、第 66 巻第 1 号、107-120。

■学会発表
1.高等教育における学習データの違いから見る統計の主体的学び方の比較、2018 PC Conference。
2.Development of teaching materials and the data analysis competition for secondary education、ICOTS10(京都テレサ、京都, 日本)。
3.学習管理システムデータからみる課題の違いによる学習行動への影響、日本計算機統計学会第 32 回大会講演論文集、48-49。

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

本研究課題が主催ではないが、3/2 に実践女子大学渋谷キャンパスで行われた「第 16 回 統計教育の方法論ワークショップ・理数系教員授業力向上研修会(東京)」に担当者として参加した。このワークショップの参加人数は約 100 人であった。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

末永 勝征

鹿児島純心女子短期大学