平成111999)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

11−共研−2060

専門分類

8

研究課題名

前方後円墳マウンド形態からみる古墳時代豪族間の政治的繋絡

フリガナ

代表者氏名

ウエキ タケシ

植木 武

ローマ字

Ueki Takeshi

所属機関

共立女子短期大学

所属部局

生活科学科

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

4 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

3世紀後半に出現し、7世紀の初頭に姿を消す前方後円墳の、マウンド形態から、当時
の豪族間の政治的連携を探ろうとする研究である。突然のごとく出現し、短期間のうちに南
は九州から北は東北地方まで広がり、そして、突然のごとく消滅する前方後円墳には、
何らかの政治的パワーが影響していると考える。あれだけ形態が類似し、あれ程の大土木
工事を必要とすることから、各地で自然発生的に出現したというよりも、当時の政治の中心地であった
畿内から、同一工人、あるいは同一系統の工人が地方へ出向き土木工事を指導したと考えるとき、当
時の畿内中央政権と地方豪族との政治的関連を示す良き証拠となる。
 重点領域研究(じんもんこん)から始まった当該研究は、その後、統数研の共同研究として
継続していただき現在に至っています。関東地方から始まり全国まで広げ、前期・中期・後期
と時代別に分析を終えたところである。残りは、全国、仮説生成、仮説検証の作業が
残っている。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

植木武・大塚初重・梅沢重昭・岸野洋久・村上征勝
1999「前方後円墳から考察する大和中央政権と東国地方政権との構造的関連(?)?後期
古墳(6,7世紀、?〜?)の考察?」日本情報考古学会第8回大会発表要旨。pp.23-37。
(この論文は添付致します)
2000「関東地方における前方後円墳マウンド形態からみた系譜関係?仮説生成を含めて?」
『(仮題)梅沢重昭教授退官記念論文集』(印刷中、約20頁)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

梅沢 重昭

群馬大学

大塚 初重

明治大学

村上 征勝

統計数理研究所