平成21(2009)年度 一般研究2実施報告書
| 課題番号 | 21−共研−2023 | 分野分類 | 統計数理研究所内分野分類 | d | ||||||
| 主要研究分野分類 | 3 | |||||||||
| 研究課題名 | 水産資源に対する観察データ解析のための統計推測 | |||||||||
| フリガナ 代表者氏名 | ショウノ ヒロシ 庄野 宏 | ローマ字 | Shono, Hiroshi | |||||||
| 所属機関 | 独立行政法人 水産総合研究センター 遠洋水産研究所 | |||||||||
| 所属部局 | 熱帯性まぐろ資源部 数理解析研究室 | |||||||||
| 職 名 | 主任研究員 | |||||||||
| 配分経費 | 研究費 | 0千円 | 旅 費 | 0千円 | 研究参加者数 | 12 人 | ||||
| 研究目的と成果(経過)の概要 | 
| 水産資源の絶対量推定や資源評価結果をもとにした漁業管理を適切に行うためには,資源の時空間な分布状況を把握した上で,資源管理の単位となる系統群の死亡率,相対資源量を表す単位努力当たり漁獲量(Catch per unit effort: CPUE)の年トレンド,漁業データの持つ偏り,さらには表面水温や塩分濃度に代表される環境要因などの影響を検討していかなければならない.一般に,人間は水産資源の生息域を直接観測できない場合が多く,資源解析のために利用される調査船による調査データや商業船による漁業データは,観測値のバイアス,ランダムサンプリングからのズレ,データを取得する状況の不均一性に起因する超過変動など,解析を困難にする要因を多く抱える傾向にある.したがって,水産資源に関する統計的推測を行う上で土台となるデータとモデルのギャップやそれらの不確実性は非常に大きく,そのため推測も複雑で困難となることが多い.そこで、本研究ではまぐろ類や鯨類など水産資源データの性質を考慮した推測方法に関して詳しく議論するとともに,資源量推定に関わる適切な統計的手法の選択や新たな推測方法の提案について検討を行った. | 
| 当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) | 
| Kitada, S., Shishidou, H., Sugaya, T., Kitakado, T., Hamasaki, K. and Kishino, H. 2009. Genetic effects of long-term stock enhancement programs. Aquaculture, 290: p.69-79. | 
| 研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 | 
| 統計数理研究所共同利用研究(一般研究2)「水産資源に対する観察データ解析のための統計推測」 | 
| 研究参加者一覧 | |
| 氏名 | 所属機関 | 
| 大西 修平 | 東海大学 | 
| 大西 俊郎 | 統計数理研究所 | 
| 岡村 寛 | 独立行政法人 水産総合研究センター 遠洋水産研究所 | 
| 北門 利英 | 東京海洋大学 | 
| 桜本 和美 | 東京海洋大学 | 
| 椿 広計 | 統計数理研究所 | 
| 袴田 高志 | 財団法人 日本鯨類研究所 | 
| 南 美穂子 | 統計数理研究所 | 
| 森 光代 | 財団法人 日本鯨類研究所 | 
| 山川 卓 | 東京大学大学院農学生命科学研究科 | 
| 吉岡 耕一 | 国士舘大学 |