平成8(1996)年度 共同研究A実施報告書
| 課題番号 | 8−共研−77 | 専門分類 | 7 | |||||
| 研究課題名 | カイコの繭型の遺伝的分化に関する研究 | |||||||
| フリガナ 代表者氏名 | ナカダ トオル 中田 徹 | ローマ字 | 
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| 配分経費 | 研究費 | 0千円 | 旅 費 | 0千円 | 研究参加者数 | 2 人 | ||
| 研究目的と成果(経過)の概要 | 
| カイコには多くの地域品種があり、品種によって繭の形が異なるという特徴がある。これは野生の昆虫から現在のカイコとなった遺伝分化の過程で生じた現象であり、生物の進化を考察する上で重要な手がかりになると思われる。そこで繭型の異なる品種間交雑を行い、後代に示される各種の表現型を統計遺伝学的な手法で解析して、遺伝的分化と品種形成について考察を加えることを目的とする。 | 
| 当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) | 
| T. NAKADA and HE. K. XIA Maximum likelihood estimates of recombination parameter between a marker gene locus and a quantitative trait locus in the silkworm, Bombyx mori L.Acta Sericologia Sinica, 22 (1), 31-35, 1996.3 | 
| 研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 | 
| 申請者は、現在世界各地にあるカイコの地域品種の遺伝学的分析を行っているが、品種の特徴を示す一つのメルクマールとして繭型に注目している。形の計測は労力を要するため、データ収集が難しいが、近年申請者は簡易な画像解析システムの開発に成功したので、これを用いて繭型の測定を行っている。現在までに、品種間の繭型の相違や品種内の雌雄差などの検討を行ったので、さらにこれを発展させて、繭型の異なる品種間交雑を行って後代の分析を続行中である。この研究を効率的に行うには、多変量解析や各種の統計分析の手法を利用することが必要であり、統計学の専門研究者との共同研究が要請される。現在、申請者は日本の在来品種をはじめ、中国・韓国およびインドの地域品種について、各国の研究者と共同で調査を続行中である。 | 
| 研究参加者一覧 | |
| 氏名 | 所属機関 | 
| 村上 征勝 | 統計数理研究所 |