平成272015)年度 一般研究1実施報告書

 

課題番号

27−共研−1033

分野分類

統計数理研究所内分野分類

j

主要研究分野分類

3

研究課題名

鯨類における調査標本の解析に係る研究

フリガナ

代表者氏名

タムラ ツトム

田村 力

ローマ字

Tamura Tsutomu

所属機関

日本鯨類研究所

所属部局

調査研究部

職  名

部長

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

統計数理研究所にて、日本の南極海における鯨類捕獲調査と国際捕鯨委員会の科学委員会における議論についての勉強会を行った。南極海におけるクロミンククジラの栄養指標の経年変化を解析する上で、サンプリングデザインが与える影響や、統計学的な不明点を整理した。
実際に行っている解析については、日本鯨類研究所が今まで行っている解析方法について具体的な議論を行った。その結果、広大な海域を含む複雑なデータ構造を持つ可能性があり、全てのデータから一つの経年変化の結果を推定するよりも、層別の結果を重視した方が良いという意見が得られた。この議論の結果に沿って、海域およびクジラの性別に層別して解析中。この結果を、引き続き議論することで、統計学的にも頑健なモデルと結果を導く予定である。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

現在解析中にて、公表物はありません。

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

2016年2月3日 統計数理研究所 統計思考院内会議室

南極海における鯨類捕獲調査の概要とクロミンククジラの栄養指標の経年変化における回帰分析方法の検討

参加者数 6名

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

石黒 真木夫

統計数理研究所

小西 健志

一般財団法人日本鯨類研究所

佐藤 健一

広島大学

清水 邦夫

統計数理研究所

袴田 高志

日本鯨類研究所

甫喜本 司

北海道情報大学

柳原 宏和

広島大学