平成71995)年度 共同研究A実施報告書

 

課題番号

7−共研−16

専門分類

1

研究課題名

待行列論とポピュレーション力学

フリガナ

代表者氏名

イトウ ヨシアキ

伊藤 栄明

ローマ字

所属機関

統計数理研究所

所属部局

領域統計研究系

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

8 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

待行列論とポピュレーション力学の確率モデルは数理的には関連が深い。これらの2つの課題の研究者が相互に交流することにより,双方の課題に新しい視点を与えることを目的とする。待行列理論は統計数理における重要な課題であり,本研究所で行われてきた研究のよい適用例になりうる。それを考える第一歩として企画するものである。nettwork上の確率モデルという視点からこれらの課題を統一的に発展させることを目標とする。


待ち行列の研究者と、ポピュレーション力学に興味を持っている確率論の研究者が互いに意見を交換し、共通の問題があることを確認した。分枝過程の制御、ランダムパッキング、パーコレーション、集団遺伝学のモデル等、応用確率論の話題の中に、待行列論と関連のある問題があることがわかった。現実に様々な興味ある工学的問題があることがわかり、今後共同研究のいくつかの可能性が生まれたのは、有意義であった。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

待行列の研究者との討論を行なう。待行列という現象は様々な場面で出現するが,解析的な取扱ができる問題は限られている。network上の確率モデルという形で定式化することにより現実の問題ついて貢献する方法をさぐる。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

磯川 幸直

鹿児島大学

石黒 兼嗣

静岡大学大学院

小川 重義

金沢大学

高橋 幸雄

東京工業大学

藤曲 哲郎

金沢大学

間野 肇

埼玉大学

森 隆一

京都産業大学