平成81996)年度 共同研究A実施報告書

 

課題番号

8−共研−87

専門分類

7

研究課題名

臨床研究における生物統計手法の開発と応用

フリガナ

代表者氏名

サトウ トシヤ

佐藤 俊哉

ローマ字

所属機関

統計数理研究所

所属部局

領域統計研究系

職  名

助教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

5 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

ランダム化臨床試験、大規模疫学研究、薬剤疫学研究、健診データの解析など健康に関するさまざまな研究を実施するためには、生物統計家の計画段階からの関与が必要である。本研究では、データ解析だけではなく、研究デザインへの生物統計家の寄与を強調し、臨床家と生物統計家との共同研究を実施する。


新薬開発のための臨床試験は世界中で実施されているが、これまでは臨床試験の標準化が行われていなかったため、たとえば日本で実施した臨床試験データを欧米での新薬申請に用いる、あるいはその逆は難しかった。このような臨床試験のムダを省くために、臨床試験の国際ガイドラインが日米欧間で議論されている。
生物統計家が臨床試験で果たす役割は重要であり、国際ガイドラインでも「臨床試験のための統計的原則」というガイドラインを作成中である。本年度は、この国際ガイドライン「臨床試験のための統計的原則」作成に必要な議論を行い、作成に寄与した。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

佐藤俊哉他訳,臨床試験のための統計的原則,薬理と治療,印刷中,1997


研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

平成7年度は、臨床試験、疫学研究、健診データ解析に関する基本的な考え方と統計的論理、実際のデータ解析の方法論、についてまとめを行った。本年度は、疫学研究のデザインと解析方法、臨床試験方法論、数量化理論の健診データへの応用などに関し研究を進める。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

駒澤 勉

統計数理研究所

高木 廣文

統計数理研究所

椿 広計

筑波大学

椿 美智子

電気通信大学