平成252013)年度 一般研究1実施報告書

 

課題番号

25−共研−1031

分野分類

統計数理研究所内分野分類

d

主要研究分野分類

6

研究課題名

文化の測定方法の多様なあり方の検討:定量的手法と定性的手法の活用

フリガナ

代表者氏名

マツモト ワタル

松本 渉

ローマ字

Matsumoto Wataru

所属機関

関西大学

所属部局

総合情報学部

職  名

准教授

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

 本研究は、計量的な文化考察に,どのようなアクション・リサーチや参与者観察などの定性的なアプローチを加えれば,より深い洞察力と鋭い着眼点を生成し,定量的手法の活用を促すことができるかを明らかにする。そのために,本研究は四つの小目的を有する。
 第一の目的は,1980年代から現在の文化研究を年代順に分類化し、時代の特徴・傾向と流れを体系化することである。第二の目的は,心理学、社会学、計量政治学、応用言語学等の多面的・学際的なアプローチによって広い分野にも適用できる文化の定義を再構築することである。第三の目的は,文化に関する研究に使用されている多種の方法論と統計手法の強みと弱点を探索することである。具体的には,林の数量化理論(I〜IV類とCLA)、ファセット理論(SSAとPOSA),構造方程式モデル,ログリニア・アナリシスとエスノグラフィーとするを比較検討することで,文化を解釈する上で「何(どれ)が,どのように,どの分野でなぜ有効であるか?」を解明しようと試みる。第四の目的は,ハイブリッドな分析法の考察・提案を模索し,新しいメタ分析・メタ方法論の開発を目指すものとなっている。
 本年は,電子メールや電話による共同研究者間における議論を行い,キーとなる概念の共通認識を進めた。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

ありません。

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

ありません。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

木村 通治

埼玉短期大学

木村 美由紀

東京慈恵会医科大学

吉野 諒三

統計数理研究所