平成122000)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

12−共研−2011

専門分類

1

研究課題名

ランダムパッキングによるGoaly符号の構成

フリガナ

代表者氏名

イトウ ヨシアキ

伊藤 栄明

ローマ字

Ito, Yoshiaki

所属機関

統計数理研究所

所属部局

領域統計研究系

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

7 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

Golay符号は通常代数的に構成されるが、本研究においてはランダム逐次充填のアイデアにもとづく確率的ア
ルゴリズムにより構成する。以前シミュレーションによりGolay符号が構成される確率をしらべたが、これは
数理的にももとめることを目的とする。自己双対符号をランダムに構成したとき、どのくらいの割合でGolay
符号が構成されるかという問題に関連する数えあげの問題は研究されている。これをもちいることにより
逐次充填の場合について確率を計算することをこころみている。2進符号について相互のハミング距離
が4の倍数であるという条件で逐次code wordをつくってゆくという方法により自己双対符号が構成
される。長さが24の自己双対符号のweight分布は8通りありそのうちのひとつがGolay符号であり
逐次充填法というアルゴリズムについて従来1次元のカーパーキング問題としてしられている場合の
みしか重点率が解析的にえられていなかったが、ハミング距離によるランダムパッキングというある特
殊な問題ではるが厳密解を数理的にもとめるいとぐちがえられたと思われる。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

小川 重義

金沢大学

神保 雅一

慶應義塾大学

種村 正美

統計数理研究所

Deza Michel

Ecole Nomale Superior

前原 闊

琉球大学

柳田 達雄

北海道大学