平成242012)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

24−共研−2073

分野分類

統計数理研究所内分野分類

g

主要研究分野分類

1

研究課題名

英語心内辞書データの統計的解析

フリガナ

代表者氏名

コバヤシ ケイ

小林 景

ローマ字

KOBAYASHI KEI

所属機関

統計数理研究所

所属部局

数理・推論研究系

職  名

助教

配分経費

研究費

40千円

旅 費

90千円

研究参加者数

2 人

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

本研究の主たる目的は,母国語話者と第二外国語学習者の心内辞書,脳内辞書(mental lexicon)の相違を明らかにするための新しいデータ解析手法を提案し,その手法の正当性を統計学的に評価することである.心内辞書の違いの検証は,第二外国語話者の言語学習における障害の一つと考えられるため,その違いの有無や具体的な差異を明確化することは,その学習効率を高めるためにも重要である.
本年度は,まず開発した単語仕分けプログラムの信頼性を確認し,このプログラムにより可能になった,より多数の被験者を用いたデータの解析を行った.解析結果については学会,学術誌等で発表を行った.また測地距離を用いたデンドログラムデータの解析手法について学会発表を行った.

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

折田充,小林景, 母語の心内辞書と第二言語の心内辞書--日本人英語学習者における日英語間で訳語関係にある語彙項目群の構造, KASELE Bulletin, No. 40, 1-10, 2012.

折田充,小林景, 母語話者と第二言語話者の心内辞--語類の混在する単語群における意味的クラスタリング構造, 『熊本大学社会文化研究』, 10, 17-31, 2012.

折田充,小林景, 母語の心内辞書と第二言語の心内辞書(3)--日英語間で訳語関係にある高頻度形容詞群の意味的クラスタリング構造, 『第38回全国英語教育学会愛知研究大会発表予稿集』, 8-9, 2012.

小林景,折田充, 英語心内辞書の木構造データ解析新手法, 『行動計量学会第40 回大会抄録集』, 101-104, 2012.

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

開催なし.

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

折田 充

熊本大学