平成272015)年度 一般研究1実施報告書

 

課題番号

27−共研−1017

分野分類

統計数理研究所内分野分類

f

主要研究分野分類

7

研究課題名

自律分散型組織を構成する人的要素の研究

フリガナ

代表者氏名

キノ ヤスノブ

木野 泰伸

ローマ字

Kino Yasunobu

所属機関

筑波大学

所属部局

ビジネスサイエンス系

職  名

准教授

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

本研究では、組織の形態を大きく、統制型と自律分散型とに分けて検討を行っている。
仮説として、多くの人は暗黙のうちに、組織とは、企業の組織図にあるようなピラミッド構造をした統制型の制御が必要であると考えていることが多い。
そのような組織構造では、指示を出すこと(上司)、指示を受け実行する(部下)という形式になる。
一方、自律分散組織では、原理的には、指示を出す機能は必要なく、各自が自分で判断し自律的に実行することが必要となる。
そのため、統制型組織で働く場合と、自律分散型組織で働く場合では、考え方や行動様式が異なる。

シミュレーションモデルを作成し、実装することを目的に本年度は、

1.それぞれの形態における判断・行動様式の整理
2.組織およびメンバーが、統制型組織であるか、自律分散組織であるかを
  判断するためのアンケート調査用紙の検討

を実施した。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

本研究での考え方を紹介した文章として、以下を発表した。
ただし、研究成果の発表は、まだ実施できていない。

プロジェクトマネジメント学会誌 17(1), 42-43, 2015-02-15

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

メンバーの場所が離れているため、本年度は、メールを主体として議論を行った。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

片岡 信弘

元 東海大学

椿 広計

統計数理研究所

中井 誠司

諏訪東京理科大学

野間口 隆郎

和歌山大学

林 章浩

小野測器

吉田 知加

神戸情報大学院大学