平成3(1991)年度 共同研究実施報告書
| 課題番号 | 3−共研−37 | 専門分類 | 5 | |||||
| 研究課題名 | シミュレーションによる相転移の研究 | |||||||
| フリガナ 代表者氏名 | オノ イクオ 小野 郎 | ローマ字 | 
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| 所属機関 | 日本女子大学 | |||||||
| 所属部局 | 理学部 | |||||||
| 職 名 | 教授 | |||||||
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| 配分経費 | 研究費 | 0千円 | 旅 費 | 0千円 | 研究参加者数 | 9 人 | ||
| 研究目的と成果(経過)の概要 | 
| ポッツ模型に代表される古典離散スピン系については,数々の興味深い問題が存在する。我々は,いくつかの異なる相の接触によって生じる界面の性質に強い関心を持っている。現在は,1.表面吸着の問題,2.界面自由エネルギーをもちいた非常に弱い一次相転移と二次相転移の識別法,3.以上に関連した有限サイズ効果の基礎的研究等に取りくんでいる。 | 
| 当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) | 
| 山縣 Z. Phys. B84(1991) 419 'Finite-size scaling for the interfacial adsorption phenomena' | 
| 研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 | 
| モンテカルロシミュレーションによって界面の現象を調べるときには,統計的に信頼できる結果を得る為に通常より非常に多くの演算時間をとることが必要であった(数万〜百万のモンテカルロステップ)。我々はM−682HとIAPを効率よく使うためのプログラムを心がけてきたが,一方では近年の,計算機に直接結び付いた理論的研究の成果による新しい計算法,物理量,アルゴリズム等を用いることによって演算時間を大幅に節約,または有効に使用することができる。しかしそのためには,相転移と臨界現象に対する深い理解も必要である。従って,以上の研究計画は計算機に精通した貴研究所の田村助教授の協力によってはじめて実行に移すことのできるものである。 | 
| 研究参加者一覧 | |
| 氏名 | 所属機関 | 
| 上野 陽太郎 | 東京工業大学 | 
| 尾関 之康 | 東京工業大学 | 
| 加園 克巳 | 東京慈恵会医科大学 | 
| 田口 善弘 | 中央大学 | 
| 田村 義保 | 統計数理研究所 | 
| 福山 真彦 | 東京工業大学大学院 | 
| 山縣 敦 | 日本女子大学 | 
| 横田 修 | 東京工業大学大学院 |