平成132001)年度 一般研究1実施報告書

 

課題番号

13−共研−1010

専門分類

3

研究課題名

外国為替市場のミクロ構造分析

フリガナ

代表者氏名

スサイ マサユキ

須齊 正幸

ローマ字

Susai Masayuki

所属機関

長崎大学

所属部局

経済学部

職  名

助教授

所在地

TEL

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E-mail

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研究目的と成果(経過)の概要

研究の目的は、外国為替市場にもたらされる情報と為替レートのボラティリティの関係を実証的に検
証することでした。為替レートのデータは高頻度の円ドルレートを用い、市場への情報の流入の代理変
数は、任意の期間のヘッドラインニュースの数と、クオート数を採用しました。これまでの分布混合仮
説で採用されたモデルに従って、GARCH(1,1)モデルを採用し、情報の代理変数の影響を検定しました。
 その結果、公的情報のみを反映すると考えられるヘッドラインニュース数、私的情報も包含すると考
えられるクオート数の両情報変数とも為替レートのボラティリティに影響を与えることが確認されま
した。ただし、その影響の大きさは後者のほうが大きい可能性が示唆されています。以上の研究成果は
以下に示す、学会報告資料および論文にまとめられています。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

論文
「資産価格の変動特性に情報が与える影響:為替レートのボラティリティと情報変数」『クレジット
研究』第25号 2001年 53-76ページ
学会発表
『為替レートのボラティリティの特性に情報フローが与える影響』日本金融学会西日本部会 第3回
例会 2001年
『為替レートのボラティリティと情報の関係について』日本金融学会春季全国大会 2001年

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

川崎 能典

統計数理研究所

桑名 陽一

一橋大学