平成クオ1989)年度 共同研究実施報告書

 

課題番号

クオ−共研−36

専門分類

5

研究課題名

雑音と応答の統計数理的研究

フリガナ

代表者氏名

タムラ ヨシヤス

田村 義保

ローマ字

所属機関

統計数理研究所

所属部局

統計計算開発センター

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

13 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

雑音と応答の統計数理的な枠組みを明らかにする。すなわち,従来の熱力学的体系についての線形応答理論におけるいくつかの仮定の間の関係(独立性など)とその一般化を明らかにする。
さらに,非熱的ゆらぎや非平衡条件下におけるゆらぎ,(とくに,1/f雑音の本質について)の数理的研究を行う。


共同研究実施状況
異なる分野の研究者(確率過程論,物性理論,統計物理,統計数理,システム工学)が共通の問題である線形応答の研究について議論を交し,理論を発展させるという目的で計画された共同研究である。本年度は非熱的ゆらぎや1/f雑音についても研究を行った。
研究成果
異なる分野の研究者が,それぞれの分野での最新の話題,成果を報告し,議論することにより,共通点を認識することができ,より深い理解をすることができるようになった。
本年度は,乱流理論,熱力学的場の理論について特に議論を行い,確率過程論との関連等について深く認識することができた。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

本研究は,異なる分野の研究者(確率過程論,統計物理,統計学,システム工学,生物物理)がゆらぎと応答について共同研究を行うものである。61年度以降の共同研究において明らかとなってきた共通の概念をより明確にし,発展させるために継続する。
線形応答理論と時系列解析との類似性を調べ,非熱的な一般のゆらぎと,応答の関係を明らかにする具体的な例の解析に計算機を使用する。
また,ゆらぎの特性が,何らかのoptimumできまる場合(特に生物系,工学系),その応用を考察する。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

安久 正紘

茨城大学

有光 敏彦

筑波大学

岡部 靖憲

東京大学

岸田 邦治

岐阜大学

北原 和夫

東京工業大学

志賀 徳造

東京工業大学

篠原 昌彦

東京女子大学

柴田 文明

お茶の水女子大学

寺門 弘訓

東京工業大学大学院

高須 昌子

金沢大学

宮下 精二

京都大学

宗像 豊哲

京都大学