平成9（1997）年度　共同研究集会実施報告書

課題番号	9−共研−1			専門分類		1
研究課題名	極値理論の工学への応用
フリガナ 代表者氏名	タカハシ　リンヤ 高橋　倫也			ローマ字
所属機関	神戸商船大学
所属部局	商船学部
職　　名	教授
所在地
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配分経費	研究費	0千円	旅　費		0千円		研究参加者数	18　人

研究目的と成果（経過）の概要

極値理論は工学の多くの分野で応用され古くから研究されている．また，経済学や社会学の分野でも研究されている．この研究集会では異なる専門分野の研究者が集まり，急速に発展している極値理論の現状と，各専門分野における研究実績や今後の課題について発表・討論し，各人の研究に関する刺激を受ける事を目的としたい．


本共同研究研究会は，平成10年1月9日に開催され，6名の方による講演があった．
工学における様々な研究分野からの参加者があり，各人の専門分野における極値理論の基礎と応用に関する研究発表がなされた．
また，各発表に関して活発な質疑応答があった．
このように，幅広い分野からの研究者が参加でき，統計数理研究所の共同研究ならではの有意義な研究会になった．
講演発表題目は次のようになる：
加瀬滋男：ファインセラミックスの強度解析へのワイブル分布適用に対する批判的考察
五家建夫：人工衛星のシングルイベント現象への極値理論の応用
寶　馨　：上限値を頻度解析モデルに導入した場合の確率水文量の推定精度−リサンプリング手法を用いて
鈴木和幸：使用開始時点が未知なフィールド寿命データの解析法
渋谷政昭：分布の裾の推測
高橋倫也：多変量極値データ解析
［研究会の場合　開催期間：平成10年1月9日　開催場所：統計数理研究所］

当該研究に関する情報源（論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等）

Takahashi, R. and Sibuya, M., Prediction of the maximum size in Wicksell's corpuscle problem, To appear in Ann. Inst. Statist. Math., Vol.50, 1998年

Takahashi, R. and Sibuya, M., Prediction of the maximum size in Wicksell's corpuscle problem. The Sixth China-Japan Symposium on Statistics,1997年10月17日

研究参加者一覧
氏名	所属機関
明石　正恒	石川島播磨重工業株式会社
加瀬　滋男	大阪府立大学
神田　順	東京大学
五家　建夫	宇宙開発事業団
小向　茂	東京ガス株式会社
柴田　俊夫	大阪大学
渋谷　政昭	高千穂商科大学
清水　邦夫	東京理科大学
志村　隆彰	統計数理研究所
鈴木　和幸	電気通信大学
寶　馨	京都大学
竹内　寿一郎	慶應義塾大学
中島　博志	鹿島建設株式会社
西谷　章	早稲田大学
広瀬　英雄	九州工業大学
福地　純一郎	広島大学
村上　敬宜	九州大学