平成30(2018)年度 一般研究2実施報告書
| 課題番号 | 30−共研−2010 | 分野分類 | 統計数理研究所内分野分類 | a | ||||||
| 主要研究分野分類 | 7 | |||||||||
| 研究課題名 | 価格変化と取引量の非線形関係の推定に基づく多値状態判別 | |||||||||
| フリガナ 代表者氏名 | モリモト タカユキ 森本 孝之 | ローマ字 | Morimoto Takayuki | |||||||
| 所属機関 | 関西学院大学 | |||||||||
| 所属部局 | 理工学部 | |||||||||
| 職 名 | 准教授 | |||||||||
| 配分経費 | 研究費 | 40千円 | 旅 費 | 42千円 | 研究参加者数 | 2 人 | ||||
| 研究目的と成果(経過)の概要 | 
| 金融市場における価格変化と取引量の関係に関する分析については,これまで非常に多く先行研究が存在する.その中で Tauchen and Pitts (1983) は,混合分布仮説 (mixture of distribution hypothesis, MDH) を用い,価格変化と取引量の正の相関性を説明した.この文献を嚆矢として,Richardsonand and Smith (1994) や Andersen (1996) あるいは Fleming and Kirby (2011) といった MDH 検定に関する多くの先行研究が出版された.そして,最近になり Darolles et al. (2017) が,市場の非流動性 (illiquidity) を短期と長期に区別することにより,市場への情報流入の影響を明確にできる動的な MDH の拡張を行なっている.この論文では,価格変化と取引量および潜在変数間の非線形関係を考慮し,拡張カルマンフィルターを用い分析を行なっている.本研究では,上述の先行研究の成果を踏まえ,金融市場における価格変化と取引量の非線形関係に着目し,その推定に基づく多値状態判別の研究を行う. | 
| 当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) | 
| 査読付論文 | 
| 研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 | 
| 研究会は開催していない. | 
| 研究参加者一覧 | |
| 氏名 | 所属機関 | 
| 川崎 能典 | 統計数理研究所 |