平成22（2010）年度　共同研究集会実施報告書

課題番号	22−共研−5007		分野分類			統計数理研究所内分野分類			g
						主要研究分野分類			5
研究課題名	極値理論の工学への応用
フリガナ 代表者氏名	タカハシ　リンヤ 高橋　倫也				ローマ字		TAKAHASHI Rinya
所属機関	神戸大学
所属部局	大学院海事科学研究科　海洋ロジスティクス科学講座
職　　名	教授
配分経費	研究費	0千円		旅　費		0千円		研究参加者数		1　人

研究目的と成果（経過）の概要

統計数理研究所で、研究集会を平成２２年１２月３日−４日と開催した。次のような講演があった。
渋谷 政昭（慶應義塾大学 理工学部） 『極値漸近独立性の諸条件』
羅 元隆 （Lo Yuan-Lung）（東京大学新領域創成科学研究科）"Application range of polynomial translation method and its modification to estimation of annual maximum wind speeds"
高橋 倫也（神戸大学 海事科学研究科） 『分布の上限点の推定』

北野 利一（名古屋工業大学 工学研究科）『“implicit”link関数とplug-in推定』
西郷 達彦（山梨大学 医学工学総合研究部）『極値分布と無限分解可能分布』
牧本 直樹（筑波大学 ビジネス科学研究科）『条件付き相関について』
小林 健一郎（京都大学）『全球気候モデル(GCM)アンサンブル計算による確率降水量変動に関する研究の紹介』
志村 隆彰（統計数理研究所・数理・推論系) 『続々・離散分布と吸引領域』

研究集会では、極値理論の基礎理論から応用まで種々の研究報告と統計ソフト「R」の紹介が行われた。また新たな参加者もいて活発な質疑応答があり、極値理論の研究応用に関して多くの情報交換が行われた。

当該研究に関する情報源（論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等）

研究集会での講演を中心とした次のリポートを発行した：

　統計数理研究所共同研究リポート２６１
『極値理論の工学への応用（８）』　２０１１年２月

　　　　　　　　目次
渋谷 政昭 『極値漸近独立性と確率密度』
神田 順，羅 元隆 "Application Range of Polynomial Translation Method and Its Modification of Estimation of Annual Maximum Wind Speeds"
高橋 倫也 『分布の上限点の推定』
高橋 倫也 『規準化係数』
北野 利一 『極値統計解析における陰リンク関数の導入と推定誤差における回折効果』
西郷 達彦 『極値分布と無限分解可能分布』
牧本 直樹 『条件付き相関について』
小林 健一郎『全球気候モデル(GCM)アンサンブル計算による確率降水量変動に関する研究の
紹介』
志村 隆彰 『丸め誤差の極限分布について』

研究参加者一覧
氏名	所属機関