平成212009)年度 一般研究1実施報告書

 

課題番号

21−共研−1008

分野分類

統計数理研究所内分野分類

d

主要研究分野分類

8

研究課題名

管理栄養士に必要な統計力を高めるための教材研究

フリガナ

代表者氏名

イノクチ ミサコ

井ノ口 美佐子

ローマ字

Inokuchi Misako

所属機関

西南女学院大学

所属部局

保健福祉学部栄養学科

職  名

教授

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

この研究は栄養や食と健康に関する実際のデータを取り扱う管理栄養士にとって、どのような統計手法が必要で、さらに、社会に出た管理栄養士に対して、統計力を高めるものとして、基礎的な統計解析に何を積み上げるのがよいか、そして自学自習できる教材にするための研究である。
今回は十分な時間をかけていないが、次の1)〜3)の手順で研究を行っている。
1) 管理栄養士養成大学で行う統計科目のシラバスを調べ、そこで何を学んでいるかを知る
2) 栄養・食品・食生活などをキーワードにもつ論文や研究課題において、そこで利用されている統計解析はどのようなものがあるかを調べる。
3) 1)・2)の結果から、大学で学ぶ統計解析に加えて、多変量解析の知識を持つこと。これによって統計力を高めるための教材を考える。
ここで、取り上げた多変量解析はまず、主成分分析を例としている。また取り扱うデータは食や健康に関する実際のデータとし、解析ソフトは栄養関係でよく用いられている市販の統計ソフトを利用している。これら内容は統計数理研究所共同研究リポート251にまとめている。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

1)社団法人全国栄養士養成施設協会:http://www.eiyo.or.jp/school/kokinawa.html
2)水上茂樹(編):栄養情報処理論,講談社サイエンティフィク(2004)
3)社団法人全国栄養士養成施設協会および各大学のWeb頁
4)http://www.pu-kumamoto.ac.jp/kyoumu/PUK_syllabus/syllabus/flame.html
5)http://n-syllabus.qidc.ne.jp/syllabus/controller1.php
6)http://ci.nii.ac.jp/
7)https://kaken.nii.ac.jp/
8)http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/mva.html
9)有馬哲,石村貞夫:多変量解析のはなし,東京図書(2001)
10)山口和範,高橋淳一,竹内光悦:多変量解析の基本と仕組み,秀和システム(2004)
11)長谷川勝也:ゼロからはじめてよくわかる多変量解析、技術評論社(2004)
12)二ノ村陽子:女性特有の身体の不調と食生活・生活習慣に関する調査研究,西南女学院大学卒業研究(2007)
13)熊本県民の食生活の現状:平成13年度県民栄養調査及び平成14年度地域食生活実態調査の結果,p176-199
14)健康・栄養情報研究会編:平成16年度国民健康・栄養調査報告,第一出版(2006)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関