平成272015)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

27−共研−2042

分野分類

統計数理研究所内分野分類

d

主要研究分野分類

9

研究課題名

高齢者に適した自記式調査票の開発

フリガナ

代表者氏名

トミタ ナオキ

冨田 尚希

ローマ字

Tomita Naoki

所属機関

東北大学加齢医学研究所(東北大学病院)

所属部局

老年医学分野(老年科)

職  名

助教

配分経費

研究費

40千円

旅 費

24千円

研究参加者数

2 人

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

本研究ではまず、高齢者で共通して問題となりやすい点(common geriatric problems)のうち、現状でどの項目がどのように評価されているかを調査してまとめた。

その結果、十分に評価がなされていない項目として手段的ADL、老年症候群の一部とアドヒアランスや薬剤管理に関する問題であることが判明した。

これらの項目を設問とした自記式調査票を作成し、設問文や配置などのデザインを検討し、新たな調査票とした(詳細については論文化がまだのためここでは説明しない)。

モニター調査では、80代の高齢者でも10分前後で負担感を抑えながら回答できていることがわかった。

今後、病院を受診する高齢者が健常高齢者と同じ結果となるか検討していく予定である。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究については今後、論文化していく予定である。

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

平成28年2月22日月曜日17時30分から東北大学医学部臨床大講堂で第2回医療の質向上に関する活動報告会が行われた。この報告会は病院内の様々な部署で行われている医療の質向上に対する取り組みを報告するものである。発表された演題は本研究も含め10演題で、これまでの報告会で最多の演題数であった。参加者は発表する研究グループの関係者と医療安全に興味のある職員の合わせて30名程度に審査員の先生方5名を加えた30名から40名程度の参加者であった。

この報告会にて高齢者に適した自記式調査票の開発についての研究成果を発表したところ、ベストアイデア賞を受賞することができた。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

土屋 隆裕

統計数理研究所