平成91997)年度 共同研究A実施報告書

 

課題番号

9−共研−116

専門分類

9

研究課題名

生態学的データの統計的解析

フリガナ

代表者氏名

オノヤマ ケイイチ

小野山 敬一

ローマ字

所属機関

帯広畜産大学

所属部局

畜産学部

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

2 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

野外調査によって得られたあるいは民間機関で集積されている様々な生態学的データが存在するが,それらが十分なあるいは適切な統計的解析が行われていないものも多い.本研究では具体的データに即して統計的解析を進めるとともに,様々な解析手法を検討整理して生態学的データ解析における諸問題の解決方法を体系化することを目的とする.


生態学的データについてこれまでに提案されている様々な解析方法について、統計数理的および生態学的見地から検討した。
8年間にわたって蓄積されたエゾシカと列車との事故についての運転者報告書をもとに記入ミスがないかの段階からチェックを行ってデータとして確定し、様々な関連を解析し、生物学的意義のあるデータを取り出し、その意義を分析した。
列車の定期的運行部分のデータから相対的個体数が推定できた。これは論文として公表した。
また、このデータは、平成9年度日本統計学会大会の特別セッション「データサイエンス」に関連して行われたデータ解析コンペティションの分析データセットとして提供された。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

Onoyama,K.,Ohsumi,N.,Mitsumochi,N.&Kishihara,T.Data analysis of deer-train collisions in eastern Hokkaido,japan.In:Data Science,Classification,and Related Methods(ed.by Hayashi,C.,Ohsumi,N.,Yajima,K.,Tanaka,Y.,Bock,H.-H., &Baba,Y.)pp.746-751.Springer-Verlag,Tokyo.December,1997.


研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

生態学的データについてこれまでに提案されている様々な解析手法について,統計数理的および生態学的見地から検討する.また,長期間にわたって蓄積されたエゾシカ列車事故データなど,すでにある程度データベース化されている生態学的データを例としてとりあげて,実際の適用の結果とその意義を分析し,関係づける作業を行なう.研究者が討議する場の提供,統計数理の専門家との協同,コンピュータや図書など情報資源の利用が本研究に必須とされる.


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

大隅 昇

統計数理研究所