平成9(1997)年度 共同研究A実施報告書
| 課題番号 | 9−共研−54 | 専門分類 | 5 | |||||
| 研究課題名 | 複雑系の相転移のシミュレーション | |||||||
| フリガナ 代表者氏名 | オノ イクオ 小野 郎 | ローマ字 | 
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| 所属機関 | 日本女子大学 | |||||||
| 所属部局 | 理学部 | |||||||
| 職 名 | 教授 | |||||||
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| 配分経費 | 研究費 | 0千円 | 旅 費 | 0千円 | 研究参加者数 | 4 人 | ||
| 研究目的と成果(経過)の概要 | 
| 1. 液晶の相図を分子動力学を用いて調べる.2. ヘモグロビンの磁性と飽和曲線の模型の研究.3. ぬれ転移の秩序変数に関する数値的研究. | 
| 当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) | 
| 小野 いく郎・八幡 尚 | 
| 研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 | 
| 1. 棒状の剛体分子の集団が互いの衝突による相互作用で,体積排除効果のみで等方相,ネマチック相,スメクチック相,コラムナー相などの相が密度の関数として決まるか調べる.2. ヘモグロビンは酸素の運搬を担うタンパク質である.酸素分子と結合するのは鉄イオンで4個含まれている.その鉄イオンは結晶場を受けて高スピン状態と低スピン状態をとる.この磁性と酸素の結合を関係付ける模型を作る.3. ぬれ転移を判定するのに有効なパラメタを考案して,その有限サイズ・スケーリングはどうなっているのかを調べる.以上の項目に関して,そのプログラムの開発と,スーパーコンピュータ規模のシミュレーション,数値計算及び結果の統計科学的検証が必要である.そのためには貴研究所の田村氏の協力が不可欠である. | 
| 研究参加者一覧 | |
| 氏名 | 所属機関 | 
| 加園 克巳 | 東京慈恵会医科大学 | 
| 田村 義保 | 統計数理研究所 | 
| 山縣 敦 | 日本女子大学 |