平成28(2016)年度 一般研究2実施報告書
課題番号 |
28−共研−2071 |
分野分類 |
統計数理研究所内分野分類 |
j |
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主要研究分野分類 |
8 |
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研究課題名 |
森林施業集約化の経済評価と最適化 |
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フリガナ 代表者氏名 |
コノシマ マサシ 木島 真志 |
ローマ字 |
Konoshima Masashi |
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所属機関 |
琉球大学 |
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所属部局 |
農学部 |
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職 名 |
准教授 |
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配分経費 |
研究費 |
40千円 |
旅 費 |
125千円 |
研究参加者数 |
6 人 |
研究目的と成果(経過)の概要 |
小規模分散的な所有形態,路網整備の遅れ等は,我が国における森林資源の有効利用の妨げとなっている.そのため近年,小規模な森林を取りまとめて管理する集約化施業が推進され,地域全体を考慮した路網整備などによる管理の効率化が求められている.本研究では栃木県にある森林を対象に林地の傾斜に基づき集約候補地を生成し,近接の林道への搬出を想定し,0-1整数計画法を用いて計画期間内の収穫量を最大化する伐採配置パターンを探索した.具体的な方法として,まず,対象地の地理空間情報を纏めるために森林簿,基盤地図情報などを基にGIS(地理情報システム)ソフトを用いて小班ごとのデータベースを作成した.収穫量は,収穫表をもとに樹種別に推定した.集約化の候補地は各小班の平均傾斜を算出し,急傾斜と緩傾斜に分けて作成した.各候補地の規模は5haとし,計画期間は,5期間(1期間5年)とした.そして,制約条件の組合せを変えた6種類のシナリオを想定し,シナリオごとの最適解を求めた.最適化モデルの目的関数は,計画期間内の収穫量最大化と設定し,商用ソルバ(Gurobi6.0)を用いて探索した.本研究で構築した最適化モデルは,想定したシナリオごとに計画期間を通して制約条件を満たす最適集約配置パターンを明らかにした.また,既存林道からの搬出を考慮することで,伐採箇所が限定され,収穫量が約20%減少する可能性を示唆した. |
当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) |
とくになし。 |
研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 |
とくになし。 |
研究参加者一覧 |
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氏名 |
所属機関 |
加茂 憲一 |
札幌医科大学 |
西森 泰之 |
琉球大学 |
吉本 敦 |
統計数理研究所 |
Razafindrabe Bam Haja |
琉球大学 |
レ タン ハー |
琉球大学 |