平成20(2008)年度 一般研究2実施報告書
| 課題番号 | 20−共研−2049 | 分野分類 | 統計数理研究所内分野分類 | g | ||||||
| 主要研究分野分類 | 1 | |||||||||
| 研究課題名 | 諸科学に現れる角度データの解析 | |||||||||
| フリガナ 代表者氏名 | シミズ クニオ 清水 邦夫 | ローマ字 | Kunio Shimizu | |||||||
| 所属機関 | 慶應義塾大学 | |||||||||
| 所属部局 | 理工学部数理科学科 | |||||||||
| 職 名 | 教授 | |||||||||
| 配分経費 | 研究費 | 50千円 | 旅 費 | 320千円 | 研究参加者数 | 8 人 | ||||
| 研究目的と成果(経過)の概要 | 
| 風向が環境科学、気象学、海洋学などで自然に現れることは、すぐに理解できる。風向は角度データの代表的なものの一つであり、風向と同時に観測されうる量の例として風速、オゾン濃度、海面水位高などをあげることができる。これらの量の従う統計的分布は、風向を2次元的に捉えれば円周上の分布、3次元的に捉えれば球面上の分布であり、2地点において同時に観測される風向もしくは1地点において異なる時刻に観測される風向はトーラス上の分布、また風向と風速の分布はシリンダー上の分布と考えられる。海面水位高を風向、風速、過去の海面水位高を使用して(時系列)回帰モデルで予測することも可能である。生命情報科学においては、たとえばバクテリアにおける遺伝子の位置情報は円周上のデータと見なすことができる。本来は角度データでなくても、データを加工して円周上に配置することにより角度データと見なして方向データ解析を実行することもできる。これらのように、角度データは諸科学において現れるので、他の例についても調査を行うと共に、角度データのモデル化、分布論、推測論、データ解析を行うことが本研究の目的であった。 | 
| 当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) | 
| 論文発表: | 
| 研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 | 
| テーマ:WORKSHOP ON DIRECTIONAL STATISTICS | 
| 研究参加者一覧 | |
| 氏名 | 所属機関 | 
| 大西 俊郎 | 統計数理研究所 | 
| 柏木 宣久 | 統計数理研究所 | 
| 謝 叔蓉 | 台湾中央研究院 | 
| SenGupta Ashis | Indian Statistical Institute | 
| 馬場 康維 | 統計数理研究所 | 
| Pewsey Arthur | Universidad de Extremadura | 
| 綿森 葉子 | 大阪府立大学 |