平成71995)年度 共同研究B実施報告書

 

課題番号

7−共研−4

専門分類

3

研究課題名

季節調整への力学系アプローチ

フリガナ

代表者氏名

オザキ トオル

尾崎 統

ローマ字

所属機関

統計数理研究所

所属部局

予測制御研究系

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

2 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

季節変動を含む時系列を白色雑音によって駆動される力学系の出力をとらえ、出力データから力学系を推定することにより、季節調整、予測、フィルター、平滑化、制御の問題を統一的に取り扱うことをめざす。


今年度は尾崎、トンプソン両方ともお互いを訪問する国外旅費の都合がつかず、直接会って議論する機会が作れず、ニュージーランド、日本と別々に研究をすすめ、電子メールで連絡を取り合うにとどまった。尾崎のほうで「動的はX-11法」のほかに直列型モデルと並列型モデル、直列−並列混合型の全ての可能性をチェックした。力学系に基礎を置く我々の「動的X-11法」がマルティプリカティヴな場合はおおむね最もよいあてはまりを示すが、その他の型のほうがいい場合もかなりあることが確かめられた。その他我々の「動的X-11法」を論文にまとめるための調整作業を行った。来年度は尾崎がニュージーランドを訪問する予定があり、そこで更に細かい議論をする予定である。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

昨年度に引き続き、ニュージーランド統計局のデータを用いて、種々のデータに応じて力学系のタイプも変化させる必要があるか否かのチェックを行う。お互いの訪問による研究討論は今年度は行わず、主に、電子メールで意見を交換するに留める。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

Thomson Peter, James

Victoria University of Wellington