平成262014)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

26−共研−2012

分野分類

統計数理研究所内分野分類

a

主要研究分野分類

4

研究課題名

アメダスデータを用いた台風による降水強度推定法の開発

フリガナ

代表者氏名

スズキ カズエ

鈴木 香寿恵

ローマ字

Suzuki Kazue

所属機関

統計数理研究所

所属部局

データ同化研究開発センター

職  名

特任研究員

配分経費

研究費

40千円

旅 費

4千円

研究参加者数

4 人

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

本研究では、アメダスデータを用い、観測点と台風との位置関係などを基に、台風による降水強度を推定するモデルを開発する。ここで、アメダス(AMeDAS , Automated Meteorological Data Acquisition System)とは、日本国内約1,300か所の気象観測所で構成される、気象庁の無人観測施設である「地域気象観測システム」の通称である。降水量、気温、風速風向などを観測しており、1979年以後、連続してデータを使用出来る。
過去に観測された台風経路は、ベストトラックと呼ばれている。気象庁によってベストトラック・データベースとして発行され利用可能である。このベストトラックデータと過去のアメダスデータを用い、降水強度推定モデルを開発する。具体的には、台風の位置・強度指数と観測点の位置・降水量の関係式を導き、台風の位置と強度によって随意の観測点の降水量を推定可能なモデルを予定している。
本年度は、2009年における台風についてその経路と降水量との関係について調べた結果、背景場(偏西風帯の位置、太平洋高気圧の張り出し、海水面温度分布)の解析が重要であることがわかった。今後は、雨台風との関係が有意である背景場の典型パターンを長期間データから導き出し、確率台風モデルで雨台風経路の推定を行いたいと考えている。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

鈴木香寿恵, 中野慎也, 上野玄太, 伊庭幸人: 低頻度事象のサンプリング手法開発, 第3回創生CD連携会議, 2014年9月16日-17日, 京大防災研

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

確率台風モデルについての研究打合せ、2014年6月4日、八重洲サテライト、4名
確率台風モデルについての研究打合せ、2014年7月25日、八重洲サテライト、3名
確率台風モデルについての研究打合せ、2014年9月11日、八重洲サテライト、3名
確率台風モデルについての研究打合せ、2014年10月7日、八重洲サテライト、3名
確率台風モデルについての研究打合せ、2014年11月2日、八重洲サテライト、3名
確率台風モデルについての研究打合せ、2015年1月15日、八重洲サテライト、3名
確率台風モデルについての研究打合せ、2015年2月17日、八重洲サテライト、4名

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

上野 玄太

統計数理研究所

杉 正人

独立行政法人海洋研究開発機構

鈴木パーカー 明日香

筑波大学大学院