平成242012)年度 重点型研究実施報告書

 

課題番号

24−共研−4205

分野分類

統計数理研究所内分野分類

d

主要研究分野分類

7

研究課題名

「2010年格差と社会意識についての全国調査」に基づく政治・労働意識の分析

重点テーマ

社会調査関連資源の利活用

フリガナ

代表者氏名

カワバタ アキラ

川端 亮

ローマ字

Kawabata Akira

所属機関

大阪大学

所属部局

人間科学研究科

職  名

教授

配分経費

研究費

40千円

旅 費

393千円

研究参加者数

12 人

 

研究目的と成果(経過)の概要

本共同研究課題は、社会調査関連資源の利活用の一環として、2010年に統計数理研究所が主体となって設計・収集した「2010 年格差と社会意識についての全国調査」のデータのうち、政治意識や労働意識の部分の解析を行なうことを目的とした。政治社会学、労働社会学の計量研究の実績をもつ研究者によってグループを組織して、この最新のデータが示す実態を明らかにした。
 研究・分析のテーマとしては、
1)労働にたいする価値観や態度において、どのような階層的分断線が生じているのかを明らかにすること
2)政治意識とそれに関連する価値観の関連構造を明らかにし、現代社会の政治とそれに関する動向を考える基盤を構築すること
を中心とするが、その他にも
3)格差意識と福祉、公共性との関連の分析
4)宗教意識と他の意識との関連の分析
も研究・分析テーマとして含み、社会調査データである「2010 年格差と社会意識についての全国調査」のデータを幅広く活用することを目的した。
その成果は、「SSP研究会」と「社会調査関連資源の利活用」公開報告会で報告した。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

この研究は、SSPプロジェクトと協力関係を保ちながら、行っている。
情報発信は、SSPプロジェクトのホームページで行っている。

http://ssp.hus.osaka-u.ac.jp/

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

(1)重点テーマ2の7課題が合同で12月25日と26日に合同の成果発表会
(シンポジウム)を下記の要領で行った。この催しは、SSPプロジェクトとの
共催である。
◆公開研究報告会◆
 社会調査関連資源の利活用
 〜階層意識の調査などをめぐって〜
 日時 : 2012年12月25日(火)13:30〜26日(水)16:45
 場所 : 統計数理研究所
 http://www.ism.ac.jp/~maeda/SSP_Meeting2012.html
 この中では本研究班のメンバーである松谷満、米田幸弘、菅野剛らが発表を行った他、各メンバーが討論に参加した。
 この研究会の参加者数は約60名である。

(2)この他、重点テーマ2内の他の課題と合同で、次の研究会合を持ち、
研究の進捗を確認した。(その他、幹事などの打ち合わせ会合を適宜入れても良
い)3月の研究会では今年度の進捗を確認の上、次年度以降に向けた展開を話し
合った。

2012年11月23日 立教大(他班との合同研究会)参加15名
2012年12月2日  立命館大学 参加12名
2013年3月4日  学習院大学(他班との合同研究会)参加20名



 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

赤枝 尚樹

大阪大学大学院

伊藤 理史

大阪大学大学院

吉川 徹

大阪大学

佐藤 嘉倫

東北大学

菅野 剛

日本大学

永吉 希久子

東北大学

前田 忠彦

統計数理研究所

松谷 満

中京大学

横井 桃子

大阪大学

米田 幸弘

和光大学