平成262014)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

26−共研−2034

分野分類

統計数理研究所内分野分類

d

主要研究分野分類

7

研究課題名

スポーツ実施頻度および派生費用のコウホート分析

フリガナ

代表者氏名

ナカムラ タカシ

中村 隆

ローマ字

Nakamura Takashi

所属機関

統計数理研究所

所属部局

データ科学研究系

職  名

教授

配分経費

研究費

40千円

旅 費

91千円

研究参加者数

5 人

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

本研究は,年々縮小する傾向にある多くのスポーツ市場の変化のメカニズムを明らかにし,将来の動向を予測することを目的とする.これにより,スポーツサービスを供給するスポーツ組織(企業・NPO法人・地域スポーツクラブ)が限られた経営資源を効率的に配分するための基盤とすべき情報を提供する.

平成26年度は,(財)社会経済生産性本部による「余暇活動調査データ(1982〜2009)」を用いて実施頻度毎(年1回,年5回以上,月1回以上,週に1回以上)の4つのカテゴリーデータを再集計してコウホート表データを作成し,中村のベイズ型ロジットコウホートモデルを適用してスポーツ実施頻度の年齢・時代・世代効果の分離をおこなった.アウトカムは,ゴルフ・テニスの [A]頻度別スポーツ実施率と[B]スポーツ派生費用(需要)である.

上記の研究成果は,日本スポーツ産業学会(2014年7月)において報告をおこなった.引き続き,他種目でも同様の解析を進めるとともに,公表した研究成果の論文化をすすめている.

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

[1] 山本達三, 菊池秀夫, 坂口俊哉, 中村 隆 (2014). スポーツ頻度・派生費用の年齢・時代・世代効果の分離, 日本スポーツ産業学会第23回大会号, 15-16.

[2] 山本達三, 菊池秀夫,中村隆 (2006). 加齢・時勢・世代の要因からみたスポーツ参加の変動パターン, スポーツ産業学研究, 第12巻第2号, 33-46.

[3] 社会経済生産性本部 余暇創研 (2006). レジャー白書2006, 第2部 余暇活動参加人口の将来予測, 105-112, 2006.

[4] 山本達三, 菊池秀夫,中村隆 (2006). 2つのスポーツ継続調査データに対するコウホート分析結果の比較, スポーツ産業学会第15回大会号, 75-76.

[5] 山本達三, 菊池秀夫, 中村隆 (2005). スポーツ市場の変化の構造を探る, 日本体育学会第56回大会予稿集, 286.

[6] 中村隆,菊池秀夫, 山本達三 (2003). スポーツ・レクリエーション参加のコウホート分析. 統計数理研究所共同研究リポート, 160.

[7] 山本達三, 菊池秀夫, 中村隆 (2002). スポーツ参加人口の推定と予測---年齢・時代・コウホート効果・人口変動を考慮して---, スポーツ産業学研究, 12(2), 33-46.

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

開催はありませんでした。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

菊池 秀夫

中京大学

坂口 俊哉

鹿屋体育大学

山本 彩未

中部大学

山本 達三

愛知学泉大学