平成111999)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

11−共研−2044

専門分類

7

研究課題名

長期療養時代の保健医療福祉システムの検討

フリガナ

代表者氏名

オオノ ユウコ

大野 ゆう子

ローマ字

Ohno Yuko

所属機関

大阪大学

所属部局

医学部

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

4 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

21世紀は高齢社会、長期療養時代となることが指摘され、そのためのさまざまな思索の検討、見
直しが急速に進行中である。しかし、政策立案段階で基礎となる患者家族の療養実態の資料、保健医
療福祉需要報告、提供保健医療内容資料の不足は明らかである。また、今後の保健医療福祉の充実に
は教育行政との連携が不可欠である。
 本研究の目的は、この3つの問題について解決策を求めることにある。
 患者家族の療養実態把握、現在の提供保健医療内容調査と今後の需要予測および健康教育の有効性
検討を中心に研究を進める。具体的には、脳卒中、心筋梗塞、がんはわが国の3大死因であり、これ
らの疾患における諸問題について使用収集、実態調査を実施し、多角的に施策検討を実施する。

 本年度は、以下のことを行ない、共同研究レポート126としてまとめた。
・急性心筋梗塞患者におけるリスク認識と日常生活行動に関する検討
 1998年4月より始まった阪神地区の急性心筋梗塞患者長期追跡調査をもとに、発症直前、発症後
 3ヶ月、6ヶ月にわたる食生活を含むライフスタイルの変化を検討した。
・脳卒中電話相談からみた患者・家族、一般市民の医療福祉情報需要
 1998年1月から始まった日本脳卒中協会が行っている脳卒中に関する電話相談の記録、1年分を
 分析し、一般市民における脳卒中に関する情報需要を検討した。
・タイムスタディに基づく最適医療サービス提供に関する研究
 1998年、1999年にわたり、大学附属病院の病棟で24時間タイムスタディを1週間以上実施し、
その結果を最適業務評価の観点から分析した。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

学会発表
日本医療情報学会(1998年11月、神戸)
Stroke in Asia'99(1999年4月、横浜)
日本医療情報学会シンポジウム(1999年6月、大阪)
Radiological Society of North America(1999年6月、パリ)
日本公衆衛生学会(1999年10月、大分)
日本医療情報学会(1999年11月、横浜)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

中村 隆

統計数理研究所

中山 博文

国立大阪病院

矢野 忠

明治鍼灸大学