平成2（1990）年度　共同研究実施報告書

課題番号	2−共研−21			専門分類		3
研究課題名	船舶の非線形応答特性の解析
フリガナ 代表者氏名	キタガワ　ゲンシロウ 北川　源四郎			ローマ字
所属機関	統計数理研究所
所属部局	予測制御研究系
職　　名	教授
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配分経費	研究費	0千円	旅　費		0千円		研究参加者数	3　人

研究目的と成果（経過）の概要

船舶の舵角に対する応答は，通常，操縦方程式と呼ばれる微分方程式によって表現される。これらの方程式は，操縦性試験と呼ばれる。実験によって同定されるが，これまでの共同研究によって通常の運転記録から確率微分方程式のパラメータを直接推定する方法を開発した。今回の共同研究の目的は，この方法を拡張し，非線形の操縦方程式を同定する統計的方法を開発することである。

当該研究に関する情報源（論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等）

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

１．東京商船大学の「汐路丸」による実船実験によって，船舶の非線形応答を同定するために必要なデータ収集を行なう。
２．非線形確率微分方程式モデルの尤度計算のための実用的方法を開発する。
３．２の方法を実現するために必要な計算プログラムを開発する。
４．実船データからパラメータを推定し，推定されたモデルの良さをシミュレーションや実船実験で検討する。
５．非線形モデルを基礎とする最適操舵方式の決定を試みる。
この研究の実施のためには実船実験と最新の時系列解析手法が必要であり，そのためには東京商船大学と統数研の研究者の共同研究が必要。

研究参加者一覧
氏名	所属機関
大津 皓平	東京商船大学
堀篭　教夫	東京商船大学