平成122000)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

12−共研−2044

専門分類

8

研究課題名

スポーツ・レクリエーション参加のコウホート分析

フリガナ

代表者氏名

ナカムラ タカシ

中村 隆

ローマ字

Nakamura, Takashi

所属機関

統計数理研究所

所属部局

調査実験解析研究系

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

3 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

スポーツ・レクリエーション参加の推定・予測に関する研究では,以下のような問題点が指摘できる。
○ 横断的な研究が多く,参加の時間的変化に関する研究が少ないこと。
○ 参加推定・予測研究で,人口動態が考慮されてこなかったこと。
○ 回帰・計量経済モデルの推定値は観測値に近似できていないこと。
 従来,これらの問題点を克服する目的でスポーツ参加の時間的変化の要因を解明する実証研究はされ
てこなかった。そこで,本研究では年齢・時代・コウホート効果の分離を行うベイズ型コウホートモデ
ルを用いることで,各スポーツ活動における変化の要因を明らかにすることを目的とした。
 1982年から1997年までの個票データをデータベース化したうえで,「余暇活動に関する調査」1982,
1987,1992,1997年の個票データからスポーツ参加率の全25種目についてベイズ型モデルを適用し3効
果の分離を行った。
 結果,25種目のスポーツ参加率について最適モデルを得た。引き続き,追加データのデータベース化,
一般コウホート表データに対するモデルによる分析などを行っている。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

○山本 達三,菊池 秀夫,中村 隆(1999)。レクリエーション参加の Cohort 分析,日本体育学会第50
回記念大会/体育・スポーツ関連学会連合大会プログラム,164。(日本体育学会,東京都目黒区:東京大学
教養部,1999/10/7)
○山本 達三,菊池 秀夫,中村 隆(2001)。スポーツ参加率の年齢・時代・コウホート効果の分離,日本
体育・スポーツ経営学会第24回大会号,48-49。(日本体育・スポーツ経営学会,東京都新宿区:早稲田大
学国際会議場,2001/3/27)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

菊池 秀夫

中京大学

山本 達三

南山大学