昭和63(1988)年度 共同研究実施報告書
| 課題番号 | 63−共研−41 | 専門分類 | 5 | |||||
| 研究課題名 | 多次元フィルタの設計に関する研究 | |||||||
| フリガナ 代表者氏名 | ミヤサト ヨシヒコ 宮里 義彦 | ローマ字 | 
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| 所属機関 | 統計数理研究所 | |||||||
| 所属部局 | 予測制御研究系 | |||||||
| 職 名 | 助教授 | |||||||
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| 配分経費 | 研究費 | 0千円 | 旅 費 | 0千円 | 研究参加者数 | 4 人 | ||
| 研究目的と成果(経過)の概要 | 
| 近年,通信や制御の分野において画像などの多次元の信号を扱うことが多くなってきた。このような信号はデータ量が膨大であること,その生成過程が非因果的であるなどの特徴を有している。このような多次元信号に本質的に適した最適フィルタ(スムーザ),適応フィルタなどの理論,アルゴリズムの開発,また画像など実際のデータを用いたシミュレーション実験等をな行う。 | 
| 当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) | 
| 非因果的な2−Dシステムの最適スムージング,第17回「制御理論シンポジウム」,計測自動制御学会,昭和63。 | 
| 研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 | 
| 画像などの多次元信号は空間座標などをパラメータとする信号であるためデータ容量が膨大になり従来のフィルタをそのまま適用することは適切でなくなる。さらにこうした画像などの多次元信号に特有な問題として各座標の信号が上下左右あらゆる方向の信号の影響を受けるという性質(非因果性)が挙げられる。このため,従来の時間のみをパラメータとするフィルタ(カルマン・フィルタなど)は因果性を仮定しているため適用不可能である。そこで非因果的な多次元信号を表わすための一般的なモデルを開発し,それに基づいて最適フィルタ(スムーザ),適応フィルタなどの設計を行う。また上記のモデルのシステム論的な意味を明らかにしていく。実際の統計データ(ぼけ画像など)を用いてシミュレーション実験等を行ないアルゴリズムの有効性を確認していく。このような研究のためには高度の計算機システムと関連する統計ソフトウェア(特に時系列解析)の利用,さらに非因果的2次元システム論の研究者(参加予定者)と | 
| 研究参加者一覧 | |
| 氏名 | 所属機関 | 
| 植竹 洋一 | 東京商船大学 | 
| 大久保 重範 | 山形大学 | 
| 新 誠一 | 東京大学 |