昭和601985)年度 共同研究実施報告書

 

課題番号

60−共研−14

専門分類

2

研究課題名

経営学における統計的モデル構成とデータ解析

フリガナ

代表者氏名

タナベ クニオ

田辺 國士

ローマ字

所属機関

統計数理研究所

所属部局

予測制御研究系

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

4 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

通信・情報処理技術の発達によって,大型経営体は,大量のデータをリアルタイムで収集するシステムをもつようになっているが,解析法が貧弱なため,それを活かしていない。このデータを利用するには,モデルを使った分析が必要であるが,古典的なマルコフチェインモデルのように構造が固定されたモデルでは限界がある。本研究ではベイズモデルを用いた経営分析のためのデータ解析法を開発する。


研究連絡会を2回もち,小売店の大規模ネットワークにおける情報システムの現況を学んだ。ネットワークで集積されたPOS(Point of Sales)情報を,解析法が貧弱なため死蔵していることが多い。これらの大規模データをベイズモデルを用いて経営分析に役立てる方法を探索中である。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

経営学においては,近年対象構造の「ゆらぎ」が問題になっている。また構造自体がはっきりしないill−definedの問題もない。当研究所で開発されているベイズモデルによるデータ解析法をこの「ゆらぎ」やill−definedの問題に適用して,経営学における新しい分析法を開発し,更に経営における最適化にも研究を進めたい。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

金子 郁容

一橋大学

高橋 幸雄

東北大学

野中 郁次郎

一橋大学