平成122000)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

12−共研−2025

専門分類

6

研究課題名

松代群列地震観測システムの観測値・波形データの統計的手法による解析

フリガナ

代表者氏名

ニシマエ ユウジ

西前 裕司

ローマ字

所属機関

気象庁

所属部局

精密地震観測室

職  名

研究官

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

8 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

気象庁精密地震観測室では、地震波の到来方向と位相の到着時刻から全世界の地震の震源決定を
行っている。しかし、地球の地震波の速度構造が不均一であるため、地震波の到来方向および震央
距離は地域により系統的にずれる。そこで、当観測室で決定した震源とアメリカ地質調査所および
気象庁の震源の差を統計的に処理し、震央位置を補正している。しかし、この補正方法は、なめら
かな関数を使っていないため、バイアスが生じたりしていることがわかってきたので、スプライン
関数を利用した新しい補正プログラムを開発し、震央位置補正の良否を検討した。その結果、現在
用いている補正プログラムより良好な補正ができることがわかった。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

尾形良彦、小林昭夫、三上直也、村田泰章、桂康一
 松代群列地震観測システムによる震源の震央位置補正、日本地震学会1995年度秋季大会、1995年9月27-29
高山博之
 群列地震観測システムの震源決定プログラムの改良、気象庁精密地震観測室技術告、第15号、1998年3月
Ogata,Y.,Kobayashi,A.,Mikami,N.,Murata,Y.and Katsura,K.
Correction of earthquake location estimation in a small-seismic-array system.
Bernoulli,4(2),1998
高山博之、三上直也
 松代地震の震源決定プログラムの改良、気象庁精密地震観測室技術報告、第16号、1999年3月
西前裕司、尾形良彦、高山博之、松岡英俊
 松代群列地震観測システムで決定された震央位置のスプライン関数による補正法
 2001年度地球惑星科学合同大会、2001年6月発表予定

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

尾形 良彦

統計数理研究所

小河原 隆広

気象庁

柏原 静雄

気象庁

公賀 智行

気象庁

仲底 克彦

気象庁

干場 充之

気象庁

松岡 英俊

気象庁