平成6（1994）年度　共同研究Ａ実施報告書

課題番号	6−共研−31			専門分類		4
研究課題名	新しい価値観の調査のための基礎的研究
フリガナ 代表者氏名	サカモト　ヨシユキ 坂元　慶行			ローマ字
所属機関	統計数理研究所
所属部局	調査実験解析研究系
職　　名	教授
所在地
TEL				FAX
E-mail
URL
配分経費	研究費	0千円	旅　費		0千円		研究参加者数	7　人

研究目的と成果（経過）の概要

「日本人の国民性調査」や「社会階層と社会移動調査」のような、昭和20年代に開始された長期継続調査は、現在、曲がり角に来ている。その最大の問題は、旧来の質問項目に盛られた古い問題意識を如何にして今日的な枠組みに改編して行くかである。この研究では、価値観に焦点を絞って、新しい枠組みを構築するための基礎的研究を行なう。


「日本人の国民性調査」や「社会階層と社会移動調査」のような、昭和20年代に開始された長期継続調査は、現在、曲がり角に来ている。その最大の問題は、旧来の質問項目に盛られた古い問題意識を如何にして今日的な枠組みに改編して行くかである。この研究の目的は、価値観に焦点を絞って、新しい枠組みを構築するための基礎的研究を行なうことである。　このため、今年度は、以下の作業を行った。
(1)「日本人の国民性調査」や「社会階層と社会移動調査」などの調査で価値観に関する質問を再吟味し、新しい意識動向を捉えるための質問をいくつか試作した。
(2)調査結果の継続性を保持するための調査法上の諸条件について考察した。

当該研究に関する情報源（論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等）

坂元　慶行,専門調査機関への調査委託時の注意点?「第9次　日本人の国民性調査」
の経験から,数理社会学会,1994年4月

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

＜研究内容＞（１）価値観に関するいくつかの調査データを編集・整理し、分析する。（２）それらのデータを分析するための統計的解析法について考察する。（３）最新の意識動向を捉え得る質問項目を試作する。
＜共同研究の必要性＞上の研究目的を実現するためには、「社会階層と社会移動調査」を推進している原、海野の両氏と「日本人の国民性調査」を担当している研究者とが討論を重ねることによって、長期継続調査の問題点を明確にするとともに、両調査が協力していくことが必要である。

研究参加者一覧
氏名	所属機関
石黒　真木夫	統計数理研究所
海野　道郎	東北大学
中村　隆	統計数理研究所
林田　実	北九州大学
原　純輔	東北大学
吉野　諒三	統計数理研究所