平成212009)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

21−共研−2038

分野分類

統計数理研究所内分野分類

e

主要研究分野分類

2

研究課題名

シンボリックデータに対する次元縮小法に関する研究

フリガナ

代表者氏名

ミズタ マサヒロ

水田 正弘

ローマ字

MIZUTA, Masahiro

所属機関

北海道大学

所属部局

情報基盤センター

職  名

教授

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

4 人

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

 1980年代にDiday教授が中心となり、シンボリックデータおよびシンボリックデータ解析法が提案された。従来のデータ解析では、解析対象が1つまたは、複数の数値によって表現されていると仮定されることが多いが、シンボリックデータ解析法では、シンボリック値をとるとしている。具体的なシンボリック値としては、通常の数値、区間値(閉区間、開区間、半開区間)、ヒストグラム値、分布などがあり、さらには、それらに重みをつけて組み合わせたものがある。さらに、複数のシンボリック値を持つこともある。すなわち、シンボリック値が階層構造を持つことを許容している。
 シンボリックデータ解析法として、従来のデータ解析法の拡張手法が研究・提案されている。代表的なものに、回帰分析、判別分析、クラスター分析、主成分分析法、多次元尺度構成法などがある。本研究課題では、大量データを解析するための有力なツールである次元縮小法に中心に研究を実施した。 特に、分布値データで表現されたシンボリックデータの解析法について検討をした。さらに、関数データ解析の考え方を利用することで、シンボリックデータ解析の枠組みを広くとらえることができた。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

Kenji TOYODA, Tomoyasu IKEDA, Yuriko KOMIYA, Masahiro MIZUTA, An Extension of Functional Cluster Analysis to Interval-Valued Functional Data, Joint Meeting of Japan-Korea Special Conference of Statistics and The 2nd Japan-Korea Statistics Conference of Young Researchers JKSC2010, Feb. 2-3, 2010 Okayama University, 97-102

Masahiro Mizuta, Analysis of Distribution Valued Data, Workshop in Symbolic Data Analysis, Oct.18-20 2009 Wienerwaldhof

水田正弘, 分布値データの解析法について, 大規模データ・リンケージ、データマイニングと統計手法, 41−45, 2009年10月8日-9日

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

池田 智康

北海道大学大学院

清水 信夫

統計数理研究所

豊田 健志

北海道大学(平成21年4月1日より北海道大学大学院)