平成202008)年度 重点型研究実施報告書

 

課題番号

20−共研−4208

分野分類

統計数理研究所内分野分類

i

主要研究分野分類

2

研究課題名

物理乱数発生法とその評価法

重点テーマ

統計科学における乱数

フリガナ

代表者氏名

タムラ ヨシヤス

田村 義保

ローマ字

Yoshiyasu Tamura

所属機関

統計数理研究所

所属部局

データ科学研究系

職  名

教授

配分経費

研究費

70千円

旅 費

0千円

研究参加者数

9 人

 

研究目的と成果(経過)の概要

目的
情報・システム研究機構の育成融合研究「乱数の発生法・性能評価法の開発と応用」において、乱数ボードを開発している。パソコンに接続可能なボードが2007年3月に完成し、現在、テスト中である。また、増幅方法を変えたボードを開発中であり、2008年3月には完成予定である。これらのボードでは、0と1を等しい確率で発生させるための補正は行っていない。このボードの出力を利用して、0と1が等確率になるような変換方法について研究する。また、ボードが発生する乱数についての検定は必須事項である。従来から用いられている検定法でも試験をするが、新たな検定法を考えたい。

成果
 平成18年度に開発した乱数ボードのテストを継続した。物理的発生源から得られる乱数の一様化の新しい方法を検討した。
 理論面においては、重点テーマの他の共同研究グループと共同で12月12日、13日に研究会を開いて、モンテカルロ法等のための乱数の研究者、暗号のための乱数の研究者の交流及び今後の共同研究の道を開いた。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

「統計科学における乱数」研究会
開催日: 2008年12月12(金)−13日(土)
場所:統計数理研究所・研究室
参加者:28名

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

有光 敏彦

筑波大学大学院

有光 直子

横浜国立大学

内田 淳史

埼玉大学

小野寺 徹

株式会社 東芝 電力システム社

金野 秀敏

筑波大学

渋谷 政昭

慶応義塾大学

泰地 真弘人

理化学研究所

本池 巧

湘北短期大学