昭和61（1986）年度　共同研究実施報告書

課題番号	61−共研−25			専門分類		5
研究課題名	発電所連接水系の最適運用
フリガナ 代表者氏名	オザキ　トオル 尾崎　統			ローマ字
所属機関	統計数理研究所
所属部局	予測制御研究系
職　　名	教授
所在地
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配分経費	研究費	0千円	旅　費		0千円		研究参加者数	10　人

研究目的と成果（経過）の概要

河川の上流域から下流域にかけて数ケ所に散在する発電所ダムを組織的に制御する為の統計的手法の開発を通じて統計的大規模システムの取扱いに関する研究を展開する。


共同研究実施状況
九州電機製造株式会社より筑後川水系の各測定点の雨量，水位，発電量のデータの提供をうけた。研究の目的である，最下流にある夜明ダムの水位予測のモデルを構成するために，連絡をとりあいながら研究を進めている。
共同研究者の一人であり，データ採取のためのプログラムを作成した熊本智之氏が来所した際，水系の現況について説明をうけた。
研究成果
データがマイコン用データとして提供されるため，大型計算機で解析できる形に変換する必要があった。共同研究者の１人である大阪大学の田村助教授により，変換プログラムが作成され，大型計算機に入力可能になった。
各測定点の関係を知るためには，データの時間変化を表示することが重要であるが，表示のためのプログラムが開発され，モデルを作成するための手がかりを得ることができた。また，データの前処理法もいろいろと検討された。
６２年度もひき続き研究を行うが，モデルを作成するための準備を整えることができており，もう少しで成果が得られるであろう。

当該研究に関する情報源（論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等）

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

河川の上流域から下流域にかけて数ケ所に散在する発電所ダムを組織的に制御する為の統計的手法の開発を通じて統計的大規模システムの取扱いに関する研究を展開する。

研究参加者一覧
氏名	所属機関
赤池 弘次	統計数理研究所
荒畑　恵美子	統計数理研究所
石黒　真木夫	統計数理研究所
北川　源四郎	統計数理研究所
熊本　智之	九州電機製造株式会社
田辺　國士	統計数理研究所
田村　坦之	大阪大学
田村　義保	統計数理研究所
中村　秀雄	日本ベーレー株式会社