平成51993)年度 共同研究A実施報告書

 

課題番号

5−共研−103

専門分類

8

研究課題名

国民意識調査のデータベース作成準備

フリガナ

代表者氏名

ヨシノ リョウゾウ

吉野 諒三

ローマ字

所属機関

統計数理研究所

所属部局

領域統計研究系

職  名

助教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

5 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

統計数理研究所が過去40年以上に渡って収集、整理、分析を行ってきた社会調査データを総括的に整理し、将来社会科学のデータベースとして、多くの研究者が活用して成果を上げていけるようにする準備をする。


本研究の主目的は、統計数理研究所が長年にわたって収集してきた社会調査データを整理し、将来データベースとして、多数の人々が出来る形にするための準備を整えることであった。本年度は特に、生データの保存方法を試行錯誤して、より良い方法を見つける努力をした。
まず、過去の各調査データについて調査主題、調査年月、調査地点、調査方法、調査機関、研究責任者、備考、コードナンバーを記したカタログリストを作成した。
さらに2つのシステム、「日立HitFile」と「EPSONのGT−6000」とについて、画像データ入力を試みて、各機器の性能、データ入力に必要な時間やマンパワーを調べた。各機器の性能は、
日立HitFile6500 :5インチ光ディスク使用。1キャビネット(ディスク片面)容量 書換型マルチファイルとして使用する場合計7500枚の画像、(追記型マルチファイル7000枚)を入力、保存可能である。マルチファイルとして使用するファイル数は書換型、追記型ともに最大20ファイル。ファイル容量は、小ファイルイタリア調査データの個票(回答者1人あたり23ページ約1000名分)を画像データとして1枚の光ディスクの片面に収容できることとなる。1人分のデータ入力につき所要時間は約5分。作業は1人で行える。
EPSON GT−6000:磁気ディスク使用。 1枚のディスクにつき3枚の画像を入力することが出来る。イタリア調査データの個票すべて画像入力するには、2000枚のディスクが必要となる。1人分のデータ入力につき所要時間は約10分。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

まず、過去の統計数理研究所研究レポートを中心に、調査の課題、目的、責任者、サンプル抽出法とサンプル数、等を明記したカタログを整備していく。
一方で、対応するデータ(調査票、コードブック、個票etc.)を確認し、完全に再保管する。この過程において、重要度が高いものとそうでないものの選別も必要であり、データベース整備に詳しい所外の研究者の協力も必要である。その為に、既に、その種の仕事に関わりのある三宅と杉山の協力を得て進める必要がある。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

杉山 明子

東京女子大学

鈴木 達三

帝京平成大学

三宅 一郎

大阪国際大学

村上 征勝

統計数理研究所