平成111999)年度 一般研究1実施報告書

 

課題番号

11−共研−1036

専門分類

1

研究課題名

生物・医学データ解析における複合分布モデル

フリガナ

代表者氏名

カナザワ ミツヨ

金澤 光代

ローマ字

Mitsuyo Kanazawa - Yamaguchi

所属機関

福井大学

所属部局

教育地域科学部

職  名

教授

所在地

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研究目的と成果(経過)の概要

生物データは、長い時間の経過の中で、有限個の遺伝子的要因が確率現象の和事象的に働いて
きた結果を反映していると考え、以下のような統計モデルを考察したい。
統計モデル:
生物データの変動の背後に「要因」がある。生物データの表現においては、
 1)要因は無限個考えられる、
 2)それらの各要因は、独立に、同じ確率分布に従って、データ(表現)に寄与する、
 3)観測値(生物データ)は、これら要因の"和事象"である、
 4)生物データの変動は、この"和事象"要因数の変動の影響を受ける、
即ち、平均の"和事象"の数があり、その周りで変動する、
 5)この"和事象"数の変動は確率的である、
という構造からなっているとする。
 このような考えの下での構築された離散・連続和複合モデルの分布論を展開したい。

 このモデルを、時間的隔たりを持って観測されているような実際のデータに適用した
場合、どれほどの説明力があるか考察したい。
 そのためには、このモデルと合わせられるような尤戸度に関するアルゴリズムが必要であり、
例えば、EMアルゴリズムが有用であるろう考えている。

統数研の教員の指導を受けて、生物データへの手がかりとEMアルゴリズムの習得をしたい。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関