平成111999)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

11−共研−2049

専門分類

7

研究課題名

世代間調査による長寿因子の抽出とその解析

フリガナ

代表者氏名

サカタ トシイエ

坂田 利家

ローマ字

Sakata Toshiie

所属機関

大分医科大学

所属部局

医学部

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

11 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

人口約3,900人の荻町は大分県の山間部にあり、農業を主体とする人口移動の少ない町
である。我々は平成8年度より毎年40歳以上の約500人を対象として、健康や環境に関す
るアンケート調査を実施してきた。当初我々は、都市化された地域とは異なり、より健康
的な町を想定していた。しかし、4年間の意識・実態調査の結果は「つけもの」の多量摂
取に代表されるような塩分摂取の過多があり、高血圧や脳卒中が意外に多いことを示して
いる。また、高脂血症は全国平均並に高いなど、過去の環境とは異なり、一層common
diseaseの危険性が増していた。結果の詳細は研究ノートに記載する。平成12年度はこの
ようなアンケート調査を継続し、均一の集団における生活習慣と疾病傾向の変化を見てい
くと同時に遺伝因子の解明を目指し、真の長寿因子を抽出する。
 荻町の長寿スタディーと平行して、中米ドミニカ共和国の黒人を対象にした肥満糖尿病
の研究も平成11年度から調査が開始された。平成11年度は当研究グループがドミニカ
共和国に出向き、当地の担当者と綿密な打ち合わせを行い、サンプルの一部を持ち帰り、
解析を開始した。平成12年度は対象者を拡げていく。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

平成11年度荻町長寿スタディー(OLS)健康意識調査結果「地域住民の健康管理の推進
について」を発行予定。

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

桶田 俊光

大分医科大学

小澤 秀樹

大分医科大学

国広 潔

大分県成人病検診センター

小西 貞則

九州大学

犀川 哲典

大分医科大学

斎藤 功

大分医科大学

高木 廣文

新潟大学

田村 義保

統計数理研究所

浜口 和之

大分医科大学

吉松 博信

大分医科大学