平成28（2016）年度　重点型研究実施報告書

課題番号	28−共研−4102		分野分類			統計数理研究所内分野分類			b
						主要研究分野分類			2
研究課題名	クラウド指向ビッグデータ解析処理に関する実践的研究
重点テーマ	ビッグデータの統計数理II
フリガナ 代表者氏名	ミナミ ヒロユキ 南 弘征				ローマ字		Minami Hiroyuki
所属機関	北海道大学
所属部局	情報基盤センター
職　　名	教授
配分経費	研究費	40千円		旅　費		240千円		研究参加者数		8　人

研究目的と成果（経過）の概要

本研究は、計算機統計学的な実践的問題に対し，クラウド環境下におけるビッグデータ解析処理として，統計科学者が行う標準的手順をあらためて検討し，各ステップにおける情報工学的技法の利活用の可能性を整理し，統計科学者として標準的な，R言語を用いる解析手順と対比させ，それぞれの長短所を明らかにし，多種多量データの解析に対する指針の確立を最終的な目的として開始した。
標準的手順ならびにクラウド環境と親和性の高い処理言語であるPythonで提供されている各種データ解析・処理ライブラリでの統計解析処理について、R言語との比較を行うとともに、実際のデータとして、研究代表者が運用する一般的なサーバで記録、蓄積される不正アクセス履歴の解析を試行し、今後、蓄積量が膨大となった場合のクラウド下での処理について、検討を継続する予定である。また、いわゆる「活きたデータ」の利活用についても検討を並行して開始したところである。

当該研究に関する情報源（論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等）

H. Minami, M. Mizuta (2016). A study on the Analysis of the refused logs by Internet Firewall. Proceedings of 2016 International Conference for JSCS 30th Anniversary in Seattle (e-print)

水田 正弘（北海道大学）
「産地直送データとしてのビッグデータについて」
「ビッグデータの統計数理 II」研究集会、統計数理研究所

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

「ビッグデータの統計数理 II」（本研究を含む重点テーマ全体）研究集会
2/27開催、統計数理研究所　セミナー室5(D313)、約7名（遠隔参加・途中参加を含む）

研究参加者一覧
氏名	所属機関
小宮 由里子	北海道大学
清水 信夫	統計数理研究所
高木 諒	北海道大学
難波江 貴行	北海道大学
水田 正弘	北海道大学
棟朝 雅晴	北海道大学