昭和62(1987)年度 共同研究実施報告書
課題番号 |
62−共研−78 |
専門分類 |
7 |
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研究課題名 |
あいまい情報に基づく最適区間推定問題 |
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フリガナ 代表者氏名 |
オオノ ユウコ 大野 優子 |
ローマ字 |
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所属機関 |
(財)東京都神経科学総合研究所 |
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所属部局 |
社会医学研究部 |
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職 名 |
主任研究員 |
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所在地 |
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TEL |
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FAX |
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URL |
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配分経費 |
研究費 |
0千円 |
旅 費 |
0千円 |
研究参加者数 |
3 人 |
研究目的と成果(経過)の概要 |
罹病期間など生存時間データに伴うあいまいさは,主に観察実施上の回数・間隔の精密化の制約による事象生起時の特定化困難に起因する。本研究では,統計的手法に基づく情報修復理論の構築を試み,あわせて実データによる数値解析を行う。また,検査・計測値などのデータに伴うあいまいさは,測定誤差・個人変動に起因するが,正常・異常の判別にそれら不確定性要因を導入する一般的手法はない。この問題については,臨床データを基に,数値シミュレーションによる統計的アプローチを行う。 |
当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) |
昭和62年度発表 |
研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 |
61年度の共同研究では,東京大学医学部付属病院の眼科患者のデータを用い,問題の定式化を行った。本年度は作製したモデルの性質を数値シミュレーションにより調べ,特質を明らかにする,さらにフィードバックとして,モデルに実データ(現岐阜大学医学部教授北澤克明らによる眼底出血の経過観察データ)をあてはめ解析を行う。個人データの判別問題については,同じく岐阜大学病院における視野測定データを基にし,統計数理研究所の計算機を用い,解析を行う。特に視野は3次元表示も望まれるため,正常範囲をグラフィクス表示するシステム開発も試みる。以上の研究にはデータの性質および疾病の特性を明らかにするとともに統計的手法および理論の開発という課題が含まれている。当研究所,駒澤教授が関連される研究領域と関係が深く共同研究により,医学・統計・両領域の発展に寄与しうると考えるので,共同研究を希望する。 |
研究参加者一覧 |
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氏名 |
所属機関 |
北澤 克明 |
岐阜大学 |
駒澤 勉 |
統計数理研究所 |