昭和611986)年度 共同研究実施報告書

 

課題番号

61−共研−20

専門分類

4

研究課題名

地域情報ネットワークの解析システムの開発

フリガナ

代表者氏名

ササキ マサミチ

佐々木 正道

ローマ字

所属機関

兵庫教育大学

所属部局

学校教育学部

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

3 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

本研究の目的は次の通りである。
1)既存のネットワーク分析を主に方法論的視点から再検討し
2)これを従来看過されがちであった中規範の地域社会に応用するための数理統計上の問題点と整理した上で
3)新しい解析プログラムを開発し
4)実験地域(岡山県吉備高原都市)においてその有効性を検証する。


1.実施状況
現在岡山県において進行中のテクノポリス構想にもとずく地域開発につき同県上房郡吉川地区を対象として,現地の実態調査を実施した。研究目的に沿うべく適用した調査枠組を図示すれば,次の通りである。
即ち,開発の進行に伴う地域社会の秩序,構造並びに機能の変化について,定量的且つ定性的分析を行い,当該地域住民による開発計画情報等を通じての理解・認識・評価及び関与が,開発に関する諸条件に及ぼす影響如何を解明しようとした。
2.成果
この開発が地域の住民生活に及ぼしつつある影響ないし開発による社会・文化的環境の変化に対する住民自身の受けとめ方につき判明した要点を摘記すれば次の通りである。
1)開発に伴って生じた道路・水道等の物的施設の面では,大多数の住民の積極的評価が顕著であるのに対し,農業・商業等の産業構造及び他の文化構造面の変化については実感が稀薄であること。
2)住民の一体感の強固さから,個人間の分裂や対立が表面化することはないこと。
3)住民の一体感の根拠は,主として,ひとつの財産区とひとつの氏子組織の形成という事実に求められること。
4)3)の事実により,新規来住者と土着住民との間の差異の存在が強く意識されていること。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究発表:
題目:Longitudinal Studies of General Social Attitudes Effecting International Conflict Resolution
発表者:古屋野正伍;佐々木正道;鈴木達三
発表日:1986年8月21日
発表機関及び場所:国際社会学会主催,第11回世界社会学会議,シンポジウム第6セツション(ニュー・デリー)


研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

本研究の目的は次の通りである。
1)既存のネットワーク分析を主に方法論的視点から再検討し
2)これを従来看過されがちであった中規範の地域社会に応用するための数理統計上の問題点と整理した上で
3)新しい解析プログラムを開発し
4)実験地域(岡山県吉備高原都市)においてその有効性を検証する。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

古屋野 正伍

常磐大学

鈴木 達三

帝京平成大学